四半期業績推移随時更新中
(単位:百万円) | 決算期 | 売上 | 営業利益 | 営業利益率 |
FY2024.Q1 | 2023.12 | 4,077 | 346 | 8.49% |
FY2024.Q2 | 2024.03 | 4,045 | 349 | 8.63% |
FY2024.Q3 | 2024.06 | 4,287 | 375 | 8.75% |
FY2024.Q4 | 2024.09 | 4,704 | 270 | 5.74% |
(単位:百万円) | 決算期 | 売上 | 営業利益 | 営業利益率 |
FY2017.Q2 | 2017.03 | 646 | -108 | -16.72% |
FY2017.Q3 | 2017.06 | 755 | -101 | -13.38% |
FY2017.Q4 | 2017.09 | 917 | 7 | 0.76% |
FY2018.Q1 | 2017.12 | 1,352 | -4 | -0.3% |
FY2018.Q2 | 2018.03 | 1,867 | 41 | 2.2% |
FY2018.Q3 | 2018.06 | 1,623 | -115 | -7.09% |
FY2018.Q4 | 2018.09 | 1,792 | 101 | 5.64% |
FY2019.Q1 | 2018.12 | 2,027 | 13 | 0.64% |
FY2019.Q2 | 2019.03 | 2,204 | 23 | 1.04% |
FY2019.Q3 | 2019.06 | 2,282 | 26 | 1.14% |
FY2019.Q4 | 2019.09 | 2,236 | -14 | -0.63% |
FY2020.Q1 | 2019.12 | 2,342 | -21 | -0.9% |
FY2020.Q2 | 2020.03 | 2,547 | 6 | 0.24% |
FY2020.Q3 | 2020.06 | 2,183 | -83 | -3.8% |
FY2020.Q4 | 2020.09 | 1,656 | -200 | -12.08% |
FY2021.Q1 | 2020.12 | 1,818 | 107 | 5.89% |
FY2021.Q2 | 2021.03 | 1,679 | 156 | 9.29% |
FY2021.Q3 | 2021.06 | 2,078 | 174 | 8.37% |
FY2021.Q4 | 2021.09 | 2,194 | 138 | 6.29% |
FY2022.Q1 | 2021.12 | 2,467 | 303 | 12.28% |
FY2022.Q2 | 2022.03 | 2,630 | 321 | 12.21% |
FY2022.Q3 | 2022.06 | 2,681 | 258 | 9.62% |
FY2022.Q4 | 2022.09 | 2,796 | 50 | 1.79% |
FY2023.Q1 | 2022.12 | 2,977 | 225 | 7.56% |
FY2023.Q2 | 2023.03 | 3,176 | 308 | 9.7% |
FY2023.Q3 | 2023.06 | 3,537 | 287 | 8.11% |
FY2023.Q4 | 2023.09 | 3,520 | 333 | 9.46% |
FY2024.Q1 | 2023.12 | 4,077 | 346 | 8.49% |
FY2024.Q2 | 2024.03 | 4,045 | 349 | 8.63% |
FY2024.Q3 | 2024.06 | 4,287 | 375 | 8.75% |
FY2024.Q4 | 2024.09 | 4,704 | 270 | 5.74% |
沿革
2011年11月クラウドワーク株式会社を設立。同年同月株式会社クラウドワークスに商号変更。2012年3月インターネットを利用して不特定多数に業務を発注、受注者の募集を行うことができるクラウドソーシング「クラウドワークス」のサービス開始。2014年12月東証マザーズ上場。2022年4月東証の市場区分見直しによりグロース市場へ移行。クラウドソーシングで国内最大級の企業。
報告セグメント
同社の事業は「マッチング事業」と「ビジネス向けSaaS事業」の2報告セグメントで構成される。2023年9月期第1四半期の売上高は2,977百万円のうち「マッチング事業」がおよそ97%を占めた。セグメントの利益率は「マッチング事業」がおよそ10%だったのに対し、「ビジネス向けSaaS事業」は赤字だった。
事業モデル
仕事の依頼したいクライアントとそれを受けるフリーランス、副業、在宅ワーカー(クラウドワーカー)をつなぐプラットフォーム運営が同社の主業。システムを通じ両者をマッチングするダイレクトマッチング「クラウドワークス(WEB制作・外注領域)」とエージェント(同社従業員)を通じマッチングするエージェントマッチング「Crowdtech(エンジニア・デザイナー領域)」と「ビズアシ(事務・アシスタント領域)」に大別される。クライアント・ワーカー間の業務委託料(GMV)が同社の売上高に、ダイレクトマッチングは業務委託料の5~20%を収受するシステム手数料とクライアントに対する広告掲載などの追加オプション料金が、エージェントマッチングは業務委託料からワーカー報酬(業務委託料の50~80%)を差し引いた金額がマッチング手数料として同社の売上総利益となる。2022年9月期では売上高のおよそ2割がダイレクトマッチング、8割がエージェントマッチングという構成。
その他にSaaS事業としてリモートワーク時代の働き方を可視化する工数管理SaaS「クラウドログ」をサービス展開。IT、非IT問わず大手企業にも導入されている。
日本国内は構造的な人手不足により企業の採用難が続いている。そうした中、コロナ禍以降企業や個人の働き方に関する価値観に変化が生じ、雇用形態にも変化が起きようとしている。
競合他社
企業と個人の仕事に関するマッチングプラットフォーム「ランサーズ」を運営する4484ランサーズやその道のプロに1時間からのスポットコンサルを依頼できる4490ビザスクなどが挙げられる。
強み・弱み
国内最大級のクラウドソーシングサービス提供企業としての知名度が同社の強みと考えられる。知名度はクライアント側からは良質なワーカーに仕事を発注できる期待値を高め、ワーカー側からは募集企業の増加により案件受注率を高められ、そうした好循環によりGMVの増加に寄与するものと考えられる。懸念点としては同社事業がクラウドソーシング事業に傾注しているため、国内の景況感悪化に伴う人材需要の低下が挙げられる。
KPI
取引の総額を示すGMV(流通取引総額)と、GMVを構成する発注社数と発注単価および累計登録ワーカー数や累計登録者数がKPIとなる。2023年9月期第1四半期時点のGMV進捗は下図の通り。
業績
マッチング事業は順調な成長をみせているものの、2018年に参入したFintech事業からの撤退(2019年)や受託事業の子会社売却に伴う撤退により2019年9月期~2021年9月期の連結売上高は横ばい~微減となった。2022年9月期は引き続きマッチング事業が好調に推移したほか、生産性向上の取り組みにより過去最高益を計上した。フリーCFは期により変動大きいが、2021年9月期、2022年9月期と営業CFのプラス幅が拡大している。自己資本比率は60%台で推移。