2586 フルッタフルッタの業績について考察してみた

2586 フルッタフルッタの業績について考察してみた

PERAGARU管理人

四半期業績推移随時更新中

(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2024.Q2 2023.09 306 -52 -16.99%
FY2024.Q3 2023.12 261 -80 -30.65%
FY2024.Q4 2024.03 299 -39 -13.04%
FY2025.Q1 2024.06 472 14 2.97%
(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2017.Q4 2017.03 325 -111 -34.15%
FY2018.Q1 2017.06 304 -97 -31.91%
FY2018.Q2 2017.09 361 -129 -35.73%
FY2018.Q3 2017.12 240 -119 -49.58%
FY2018.Q4 2018.03 199 -192 -96.48%
FY2019.Q1 2018.06 312 -92 -29.49%
FY2019.Q2 2018.09 378 -99 -26.19%
FY2019.Q3 2018.12 297 -93 -31.31%
FY2019.Q4 2019.03 234 -467 -199.57%
FY2020.Q1 2019.06 231 -76 -32.9%
FY2020.Q2 2019.09 300 -107 -35.67%
FY2020.Q3 2019.12 228 -92 -40.35%
FY2020.Q4 2020.03 179 -131 -73.18%
FY2021.Q1 2020.06 152 -71 -46.71%
FY2021.Q2 2020.09 216 -27 -12.5%
FY2021.Q3 2020.12 140 -93 -66.43%
FY2021.Q4 2021.03 184 -58 -31.52%
FY2022.Q1 2021.06 168 -73 -43.45%
FY2022.Q2 2021.09 213 -80 -37.56%
FY2022.Q3 2021.12 174 -102 -58.62%
FY2022.Q4 2022.03 225 -75 -33.33%
FY2023.Q1 2022.06 183 -119 -65.03%
FY2023.Q2 2022.09 200 -61 -30.5%
FY2023.Q3 2022.12 185 -81 -43.78%
FY2023.Q4 2023.03 236 -51 -21.61%
FY2024.Q1 2023.06 270 -92 -34.07%
FY2024.Q2 2023.09 306 -52 -16.99%
FY2024.Q3 2023.12 261 -80 -30.65%
FY2024.Q4 2024.03 299 -39 -13.04%
FY2025.Q1 2024.06 472 14 2.97%

沿革

2002年11月にクアプス・インターナショナル・ジャパン株式会社設立アサイーのパイオニアとして、日本でいち早く輸入を開始するとともに、同年12月アマゾンフルーツを原料としたジュースバーをオープン。2002年12月ブラジルのトメアス総合農業協同組合との間でフルーツパルプの日本における独占販売契約を締結。2004年7月株式会社フルッタフルッタに商号変更。2005年には外食チェーンやスポーツ施設、食品メーカー等に原料販売を開始。2006年5月に初の自社製品となる「アサイーエナジー」を発売2014年10月に東証マザーズへ上場アマゾンフルーツを通じてアグロフォレストリーを先進国市場に結びつけるビジネスモデルを展開する。(アグロフォレストリー…樹木を植栽し、その間の土地で農作物を栽培すること)

アサイーリバイバルプロジェクト中長期計画

株主構成

参照日時:2023/09/30

氏名又は名称所有株式数割合
楽天証券株式会社2,793,5008.28%
株式会社SBI証券1,055,1003.12%
松岡 修司1,000,0002.96%
山本 宏光370,0001.09%
auカブコム証券株式会社338,4001%
SOCIETE GENERAL PARIS/BT REGISTRATION MARC/OPT|(常任代理人 ソシエテ・ジェネラル証券株式会社)281,0000.83%
株式会社REVOUTION277,8000.82%
GMOクリック証券株式会社260,8000.77%
日本証券金融株式会社253,1000.75%
BNP PARIBAS LONDON BRANCH FOR PRIME BROKERAGE CLEARANCE ACC FOR THIRD PARTY|(常任代理人 香港上海銀行東京支店)250,3000.74%

取締役会構成

参照日時:2022/03/31

役職名・氏名生年月日任期所有株式数
代表取締役 社長執行役員CEO
長澤 誠
1961年7月6日(注)4
取締役 執行役員
德島 一孝
1962年3月5日(注)4-
取締役
マイケル  ラーチ
1971年1月20日(注)4-
取締役
鈴木 朗広
1976年11月18日(注)4-
常勤監査役
田端 三郎司
1947年12月4日(注)53,000
監査役
村上 雅哉
1977年8月13日(注)5-
監査役
石田 龍
1988年1月26日(注)5-

(注)1.長澤誠の保有する323,600株は、株式会社REVOLUTIONに対し株券貸借契約締結に基づき貸出しております。

2.鈴木朗広は、社外取締役であります。

3.監査役村上雅哉及び石田龍は、社外監査役であります。

4.2022年6月28日開催の定時株主総会の終結の時から1年間

5.2022年6月28日開催の定時株主総会の終結の時から4年間

6.当社では、意思決定・監督と執行の分離による取締役会の活性化のため、執行役員制度を導入しております。執行役員は2名で、社長執行役員CEO 長澤誠、執行役員 德島一孝で構成されています。

7.当社は、法令に定める監査役の員数を欠くことになる場合に備え、会社法第329条第3項に定める補欠監査役1名を選任しております。補欠監査役の略歴は次のとおりであります。 氏名 生年月日 略歴 所有株式数(株) 岸本 雄介 1983年 1月18日生 2009年12月 弁護士登録 2009年12月 コモンズ綜合法律事務所 入所 2017年7月 同所 パートナー弁護士(現任) 2020年1月 米国ニューヨーク州弁護士登録 -

※有価証券報告書から抜粋

代表取締役の経歴

代表取締役社長執行役員CEOの長澤誠氏は1961年7月生まれ。関西学院大学を卒業後、1986年4月6971京セラに入社。1991年4月父親が経営するアサヒフーズに取締役として入社、2002年11月に独立し同社を設立、代表取締役に就任した。

報告セグメント

2023年12月期 参照日時:2023/12/31

セグメント売上高(百万円)
輸入食品製造販売事業837

同社は「輸入食品製造販売事業」の単一セグメントだが事業部門別売上が開示されており、2022年3月期第2四半期累計売上高381百万円(前年同期比+3.5%)の内訳は、リテール事業部門180百万円(構成比47.3%、前年同期比+1.2%)、アグロフォレストリー・マーケティング事業部門(以下AFM事業部門)156百万円(同41.2%、+11.3%)、ダイレクト・マーケティング事業部門(以下DM事業部門)43百万円(同11.3%、+27.7%)、海外事業部門0百万円(同0.1%、▲96.5%)だった。利益の内訳開示は無い。

事業モデル

ブラジルのトメアス総合農協の日本総代理店として、アサイーを始めとするアマゾンフルーツ冷凍パルプを輸入し、加工販売している。量販店、スーパー、コンビニ向けに同社ブランド製品の販売を行うリテール事業部門、外食チェーンや飲食店、食品メーカーに対して業務用製品や原料販売を行うAFM事業部門、同社直営店の運営や通信販売を行うDM事業部門とカカオ豆や故障等の輸入販売と海外事業展開を推進する海外事業部門を展開している。

事業計画及び成長可能性に関する事項

競合他社

  • 2750 石光商事(24年3月期売上高62,025百万円)
  • 8079 正栄食品工業(23年10月期売上高109,594百万円)

連結の範囲

同社は連結子会社を持たない。

強み・弱み

アサイーのパイオニアとして一定の知名度を有することが強み。最近ではアサイーの持つ成分がコロナの症状を低減させる効果があるとのことで海外の大学で臨床研究が進められており、同社も共同研究者として参画する予定である。また、経営理念として”経済と環境の共存共栄”や”森林再生”を掲げており、SDGsに絡めた投資先候補に挙げられる可能性がある。一方で売上の6割程度がアサイーに偏っていること、金額ベースで約9割の仕入れを前述のトメアス総合農協に依存しており、天候不順による仕入価格高騰や品質劣化が懸念されること、仕入債務がドル建ての為、為替変動などがリスク要因。商品ラインナップの拡充、仕入れ先の多角化が図れるか注視されたい。

KPI

同社が属する健康食品市場(約8,600億円、矢野経済研究所調べ)、スーパーフード市場(約400億円、同)、フェムテック市場(約635億円、同、※テクノロジーを用いて女性の健康課題を解決する製品やサービス)等の趨勢や、中長期計画では下図の通りKPI達成のための施策を示している。

アサイーリバイバルプロジェクト中長期計画
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