7095 Macbee Planetの業績について考察してみた

PERAGARU管理人

Macbee Planet事業概要

Macbee Planetは広告・PR・販促戦略全般の設計を行う広告代理店業を主とする企業である。本社は東京都渋谷区である。アフィリエイト等の成果報酬型の広告事業に強い企業であり、購買や申込み等のユーザーアクションを起点に、プロモーションを展開する総合広告代理店である。ユーザー側と広告主側のコミュニケーション領域全体をワンストップでトータルプロディースし、広告手法はマス広告、SP広告(プロモーションメディア広告)、インターネット広告の3つを取り扱う。Web広告運用を基軸にPR・販促設計・メディアバイイングなどオフライン領域までを横断したワンストップマーケティングも行っている。

沿革

2015年8月にMacbee Planetを設立、2020年3月に東証マザーズに上場を果たした。

株主構成

筆頭株主は創業者兼取締役の松本将和氏であり、同氏の資産管理会社と見られるMG合同会社の保有分と合わせて43.8%の株式を保有する。第二位の大株主は代表取締役の小嶋雄介氏であり、18.3%を保有している。残りの株主は信託銀行や金融機関、個人株主が占めている。

取締役会構成

取締役は5名、監査役は3名で構成されている。取締役はメディア、大手メーカー出身者や公認会計士などのバックグランドである。

代表取締役の経歴

代表取締役社長の小嶋氏は広告代理店の勤務などを経て、まくびーインターナショナルに入社し、2015年に同社を設立している。マーケティングやアフィリエイトに関するキャリア・経験が豊富といえるだろう。

報告セグメント

アナリティクスコンサルティング事業およびマーケティングテクノロジー事業を報告セグメントにしている。アナリティクスコンサルティング事業(AC事業)は、「ハニカム」という自社ツールを活用し、インターネット上のさまざまなメディアに対して広告掲載、配信を行っている。「Google」や「Facebook」「Instagram」などのプラットフォームも対象である。さらにインフルエンサーと呼ばれる影響力のある個人も対象となる。こうしたインターネット上のメディアに対して広告掲載を行い、最終的にユーザーがその広告経由で商品の申し込みをした場合に初めて、成果報酬としてクライアントから広告費を受領する。集客時に収集する解析データに基づき、LTVの高い優良なユーザーを集客することが主目的である。
マーケティングテクノロジー(MT)事業では、同じく自社開発ツールの「Robee」を活用し、Web接客や解約防止チャットボットなどの機能により、LTVを伸ばすための活動を行っている。
全売上高に占めるAC事業の売上高構成比率は98-99%、MT事業は1-2%程度である。

競合他社

全く同じビジネスモデルを採用している企業はあまり見当たらない。

連結の範囲

同社は連結財務諸表を作成していない。

事業モデル

メディアに対して広告掲載を行い、最終的にユーザーがその広告経由で商品の申し込みをした場合に初めて成果報酬としてクライアントから広告費を受領し、掲載メディアに対しても成功報酬を支払い、それらの差が同社の利益となるビジネスモデルである。アフィリエイト事業では広告配信会社のアフィリエイト・サービスプロバイダーから、クライアントのマーケティング目標に合致した広告の開示先を選定しランディングページへの流入数を高めること、およびCPAマーケティングではアフィリエイト広告に加えテクノロジーを利用した広告により効果的かつ効率的なマーケティングを実現している。

強み・弱み

強みは全く同じビジネスモデルが少ないことが挙げられる。
弱みは、収益のほぼ全てをアフィリエイト事業で稼いでおり、事業リスクの分散が十分でないことが挙げられる。

KPI

コンサルティングサービスを成果報酬型で提供するため、人材採用数はKPIとして挙げられるだろう。

業績の進捗

対前期比で見ると、AC事業の売上総利益が22%増加している。全社ベースで見ると、前年同期と比較すると、売上高42.6%増、営業利益72.6%増加となっている。また、営業利益率も1.5ポイント改善している。