2374 セントケア・ホールディングの業績について考察してみた

2374 セントケア・ホールディングの業績について考察してみた

PERAGARUアナリスト

四半期業績推移随時更新中

(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2023.Q4 2023.03 13,071 477 3.65%
FY2024.Q1 2023.06 13,400 785 5.86%
FY2024.Q2 2023.09 13,560 826 6.09%
FY2024.Q3 2023.12 13,640 905 6.63%
(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2017.Q4 2017.03 9,202 316 3.43%
FY2018.Q1 2017.06 9,736 523 5.37%
FY2018.Q2 2017.09 9,966 550 5.52%
FY2018.Q3 2017.12 10,022 531 5.3%
FY2018.Q4 2018.03 9,732 315 3.24%
FY2019.Q1 2018.06 10,177 478 4.7%
FY2019.Q2 2018.09 10,259 486 4.74%
FY2019.Q3 2018.12 10,477 620 5.92%
FY2019.Q4 2019.03 10,191 374 3.67%
FY2020.Q1 2019.06 10,517 421 4%
FY2020.Q2 2019.09 10,726 366 3.41%
FY2020.Q3 2019.12 11,039 410 3.71%
FY2020.Q4 2020.03 10,885 271 2.49%
FY2021.Q1 2020.06 11,125 593 5.33%
FY2021.Q2 2020.09 11,607 843 7.26%
FY2021.Q3 2020.12 11,738 912 7.77%
FY2021.Q4 2021.03 11,439 458 4%
FY2022.Q1 2021.06 11,770 731 6.21%
FY2022.Q2 2021.09 11,968 726 6.07%
FY2022.Q3 2021.12 12,578 936 7.44%
FY2022.Q4 2022.03 12,560 472 3.76%
FY2023.Q1 2022.06 13,015 728 5.59%
FY2023.Q2 2022.09 13,170 647 4.91%
FY2023.Q3 2022.12 13,295 687 5.17%
FY2023.Q4 2023.03 13,071 477 3.65%
FY2024.Q1 2023.06 13,400 785 5.86%
FY2024.Q2 2023.09 13,560 826 6.09%
FY2024.Q3 2023.12 13,640 905 6.63%

沿革

1983年3月日本福祉サービス株式会社として介護サービス事業を目的に東京都に設立。2002年5月セントケア株式会社に商号変更。2003年10月日本証券業協会に株式を店頭登録。2007年7月商号をセントケア・ホールディング株式会社に変更。同11月株式会社旧コムスン社の事業を14県で承継。2014年10月介護ロボットの企画・販売を行うケアポット株式会社を設立。2016年5月東証第二部へ上場、同12月東証一部へ変更。訪問介護事業を主軸に施設介護事業など幅広く介護事業を展開する。

株主構成

参照日時:2023/09/30

氏名又は名称所有株式数割合
株式会社村上企画8,994,60036.39%
村上美晴2,807,71011.36%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)1,308,8005.29%
安藤幸男605,4002.45%
セントケア従業員持株会581,7372.35%
株式会社ジェイ・エス・ビー457,4001.85%
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)|(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)454,7031.84%
JP MORGAN CHASE BANK 385632|(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)415,0001.68%
STATE STREET BANK AND TRUST CLIENT OMNIBUS ACCOUNT OM02 505002|(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)325,0001.31%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)235,6000.95%

取締役会

参照日時:2023/03/31

役職名・氏名生年月日任期所有株式数
代表取締役会長
村上  美晴
1953年8月14日(注)42,802,475
代表取締役社長
藤間  和敏
1972年8月26日(注)426,418
専務取締役 品質企画本部長
田村  良一
1953年9月7日(注)475,078
常務取締役 管理本部長
瀧井  創
1966年1月1日(注)447,406
取締役 事業支援本部長  
成田 正幸
1972年12月4日(注)417,787
取締役 事業企画本部長
濵岡 邦雅
1966年4月5日(注)44,187
取締役 経営企画室管掌
土屋 真
1962年8月24日(注)44,996
取締役
山口  公明
1950年3月30日(注)44,500
取締役
香藤  繁常
1947年8月2日(注)4-
取締役
湯浅 紀佳
1974年8月18日(注)4-
取締役
白石 智哉
1963年10月2日(注)4-
常勤監査役
島田 和明
1953年12月8日(注)52,100
常勤監査役
西東  昇
1956年6月30日(注)64,600
常勤監査役
白倉  哲夫
1955年9月16日(注)6-
監査役
池谷  修一
1954年3月10日(注)6800

(注)1.取締役 山口公明、香藤繁常、湯浅紀佳及び白石智哉は、社外取締役であります。

2.監査役 島田和明、西東昇、白倉哲夫及び池谷修一は、社外監査役であります。

3.取締役 湯浅紀佳の戸籍上の氏名は國井紀佳であります。

4.2022年3月期に係る定時株主総会終結の時から2024年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

5.2021年3月期に係る定時株主総会終結の時から2025年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

6.2022年3月期に係る定時株主総会終結の時から2026年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

※有価証券報告書から抜粋

代表取締役の経歴

代表取締役会長の村上美晴氏は1953年8月生まれ。1982年東京理科大学工学部卒業後、1983年3月同社の前身である日本福祉サービス株式会社(現セントケア・ホールディングス株式会社)を設立し、代表取締役社長に就任。2007年4月から代表権のある会長職へ退いたが、2008年2月再び代表取締役会長兼社長に戻り、2012年4月からは社長の座を再び退き代表権のある会長に就任している。
代表取締役社長の藤間和敏氏は1972年8月生まれ。拓殖大学卒業後、1997年4月同社へ入社、セントケア東京株式会社社長・セントケア千葉株式会社社長、執行役員取締役等を経て2020年4月より現職に就任。

報告セグメント

2023年12月期 参照日時:2023/12/31

セグメント売上高(百万円)
介護サービス事業39,867

「介護サービス事業」の単一セグメント。訪問介護サービス、訪問入浴介護サービス、居宅介護支援サービス、訪問看護サービス、福祉用具貸与・販売サービス、介護付有料老人ホーム、デイサービス、グループホーム、小規模多機能型居宅介護サービス、看護小規模多機能型居宅介護サービス、ショートステイ、住宅リフォームサービス等の介護に関する事業を包括的に展開している。訪問系と施設系に分けて開示される売上高の比率は概ね6:4程度。

2020年3月期 決算説明会資料

事業モデル

訪問介護、訪問入浴、訪問看護などの訪問型の介護事業に加え、介護付有料老人ホームやデイサービスなどの施設型介護事業も展開。加えて、住宅リフォーム、福祉用具レンタル・販売、介護支援システムの販売、医療支援等もグループで行う。またIoT・デジタルツールの活用によりサービスの向上、業務の効率化を図っている。さらに介護ロボットの企画・販売を目的に車載機器メーカーのクラリオン株式会社とケアポット株式会社を設立、AIによるケアプランの開発、提供を目的に株式会社シーディーアイを設立するなど、介護と医療の連携やIT技術の融合など新しい介護の取り組みにも積極的。地域包括ケアシステムにおいて各コミュニティーのNo.1となることを事業戦略に掲げ、重度化対応や自立支援にも取り組む。

2020年3月期 決算説明会資料

競合他社

  • 8630 SOMPOホールディングス(23年3月期売上高4,607,134百万円)
  • 9783 ベネッセホールディングス(23年3月期売上高411,876百万円)
  • 2398 ベネッセホールディングス(23年3月期売上高411,876百万円)
  • 9735 セコム(23年3月期売上高1,101,307百万円)
  • 9470 学研ホールディングス(23年9月期売上高164,116百万円)
  • 8834 学研ホールディングス(23年9月期売上高164,116百万円)
  • 3231 野村不動産ホールディングス(23年3月期売上高654,735百万円)
  • 三井不動産レジデンシャル株式会社
  • 3407 旭化成(23年3月期売上高2,726,485百万円)

連結の範囲

同社グループは、同社を中心に、連結子会社24社と持分法適用会社2社により構成される。内、介護サービス事業は21社でセントケア東京株式会社、セントケア千葉株式会社、セントケア神奈川株式会社などである。
その他3社には介護保険請求ASPシステム販売などを行うセントワークス株式会社、障害者就労移行支援事業などを行うピアサポート株式会社、介護ロボットの企画・販売事業を営むケアポット株式会社が該当。
また、ビュートゾルフサービスジャパン株式会社で介護先進国オランダの在宅ケア組織「ビュートゾルフ」型の訪問看護事業のライセンス提供および開業・運営・経営支援事業を行い、株式会社シーディーアイで、AIによるケアプランの開発、提供事業を行うなど、最新技術や海外事例を活用した多様な介護の在り方に取り組んでいる点が特徴である。

強み・弱み

介護ロボット事業など業界全体の将来を見据えて先進にIoTを活用している点が強み。介護報酬改定による業績影響が多いことや業界全体での人材不足のため有資格者の人員確保が困難である点は弱み。

KPI

訪問入浴、訪問看護などの訪問系サービスの利用者数と、デイサービス、看護小規模、ショートステイなどの施設系サービスの利用者数はKPIとなり得る。
訪問入浴者数:2021年3月期第2四半期19,228人(前期比+505人
訪問看護者数:2021年3月期第2四半期17,754人(前期比+1,916人
デイサービス数:2021年3月期第2四半期10,541人(前期比▲931、前Q比+449

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