6571 キュービーネットホールディングスの業績について考察してみた

6571 キュービーネットホールディングスの業績について考察してみた

PERAGARUアナリスト

四半期業績推移随時更新中

(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2024.Q2 2023.12 6,027 417 6.92%
FY2024.Q3 2024.03 5,936 370 6.23%
FY2024.Q4 2024.06 6,483 455 7.02%
FY2025.Q1 2024.09 6,370 542 8.51%
(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2018.Q3 2018.03 4,607 183 3.97%
FY2018.Q4 2018.06 5,066 528 10.42%
FY2019.Q1 2018.09 5,092 475 9.33%
FY2019.Q2 2018.12 5,000 374 7.48%
FY2019.Q3 2019.03 5,120 458 8.95%
FY2019.Q4 2019.06 5,652 662 11.71%
FY2020.Q1 2019.09 5,684 765 13.46%
FY2020.Q2 2019.12 5,427 449 8.27%
FY2020.Q3 2020.03 5,051 139 2.75%
FY2020.Q4 2020.06 2,927 -1,114 -38.06%
FY2021.Q1 2020.09 4,615 445 9.64%
FY2021.Q2 2020.12 4,685 -87 -1.86%
FY2021.Q3 2021.03 4,651 -77 -1.66%
FY2021.Q4 2021.06 4,982 182 3.65%
FY2022.Q1 2021.09 5,052 432 8.55%
FY2022.Q2 2021.12 5,126 372 7.26%
FY2022.Q3 2022.03 4,814 97 2.01%
FY2022.Q4 2022.06 5,572 497 8.92%
FY2023.Q1 2022.09 5,568 612 10.99%
FY2023.Q2 2022.12 5,487 465 8.47%
FY2023.Q3 2023.03 5,395 213 3.95%
FY2023.Q4 2023.06 6,296 848 13.47%
FY2024.Q1 2023.09 6,311 873 13.83%
FY2024.Q2 2023.12 6,027 417 6.92%
FY2024.Q3 2024.03 5,936 370 6.23%
FY2024.Q4 2024.06 6,483 455 7.02%
FY2025.Q1 2024.09 6,370 542 8.51%

沿革

1995年12月キュービーネット株式会社設立、翌年11月1号店となる「QB HOUSE神田美土代店」オープン。2002年12月シンガポールに、2005年2月香港に現地法人を設立。2011年12月訪問利用事業を開始。2016年7月持株会社制に移行しキュービーネットホールディングス株式会社に商号変更。同年9月米国に現地法人設立。2018年3月東証一部に上場。2022年4月東証の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行。低価格ヘアカット専門店「QBハウス」を運営する企業

代表取締役の経歴

代表取締役社長の北野泰男氏は1969年6月生まれ。大阪外国語大学を卒業後、1995年4月日本債券信用銀行(現あおぞら銀行)に入社。2005年2月同社に入社し、取締役経営企画室長や管理本部長などの要職を歴任後、2009年10月に代表取締役に就任した

報告セグメント

同社の事業は「ヘアカット事業」の単一セグメント。直営店の売上が全体の9割超を、国内の売上高が全体の8割超を占める。

事業モデル

ヘアカット専門店「QBハウス」などを運営する。「QBハウス」は時間のクオリティだけに集中したお手軽で安心なヘアカットサービスとして国内外に展開している。2023年4月の価格改定によりカットの価格は1,350円(+150円)となっているが、低価格帯に位置すると考えられる。運営するブランドは他に、「QBハウス」に自分らしさを付加した「QB PREMIUM」と、「QBハウス」のお手軽さを軸に居心地がよい空間を特徴とした「FaSS」を展開している。店舗の運営形態は直営もしくはフランチャイズ(店舗を設置するのが同社グループか、フランチャイジーか)、および直轄店舗もしくは業務委託店舗(店舗運営を同社で行うか、委託取引先が行うか)で4種類に分けられるが、直営・直轄店舗の割合が最も高い。尚、フランチャイジーは主に鉄道事業者の子会社であるとのことで、エキナカの店舗の運営形態と考えられる。海外には香港、シンガポール、台湾、米国に進出しており、海外売上高比率は16.7%(2022年6月期)。
コロナ禍以降、ヘアカット需要は回復傾向が続き、店舗の混雑率はコロナ禍前の水準を超えて推移している。サービス業の需要回復に伴う採用・労働環境の変化により、スタイリストの人員不足が課題となっている。

同社HP TOP>ブランド紹介

競合他社

美容室チェーン大手の4679田谷や、非上場となるが「プラージュ」を展開する阪南理美容株式会社や「カットファクトリー」を展開する株式会社ジャパンプロデュースサービスなどが挙げられる。

強み・弱み

低価格ヘアカット専門店としての知名度と店舗数が同社の強みと考えられる。リスクとしては、人員確保の動向と、物価高に呼応して値上げを実施しているが、顧客離れに至ってないかなどが挙げられる。

KPI

①来店客数、稼働席数
②カット価格
③店舗数

2023年6月期第3四半期決算説明資料

業績

2019年6月期に過去最高の売上高、利益を達成もその後はコロナ禍により低迷。但し2023年6月期は売上高、利益共に過去最高を更新する会社予想を出している。フリーCFは毎期プラス。自己資本比率は30%台。

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