7610 テイツーの業績について考察してみた

7610 テイツーの業績について考察してみた

PERAGARUアナリスト

四半期業績推移随時更新中

(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2024.Q1 2023.05 8,361 469 5.61%
FY2024.Q2 2023.08 8,580 473 5.51%
FY2024.Q3 2023.11 8,189 166 2.03%
FY2024.Q4 2024.02 10,067 225 2.24%
(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2017.Q4 2017.02 8,397 -174 -2.07%
FY2018.Q1 2017.05 6,615 -44 -0.67%
FY2018.Q2 2017.08 6,599 -60 -0.91%
FY2018.Q3 2017.11 6,291 -71 -1.13%
FY2018.Q4 2018.02 8,625 2 0.02%
FY2019.Q1 2018.05 5,200 0 0%
FY2019.Q2 2018.08 5,157 69 1.34%
FY2019.Q3 2018.11 5,230 -2 -0.04%
FY2019.Q4 2019.02 7,417 135 1.82%
FY2020.Q1 2019.05 4,932 72 1.46%
FY2020.Q2 2019.08 4,940 45 0.91%
FY2020.Q3 2019.11 5,437 -59 -1.09%
FY2020.Q4 2020.02 6,140 202 3.29%
FY2021.Q1 2020.05 6,740 574 8.52%
FY2021.Q2 2020.08 5,692 215 3.78%
FY2021.Q3 2020.11 5,556 98 1.76%
FY2021.Q4 2021.02 6,965 42 0.6%
FY2022.Q1 2021.05 6,578 327 4.97%
FY2022.Q2 2021.08 6,005 296 4.93%
FY2022.Q3 2021.11 6,369 234 3.67%
FY2022.Q4 2022.02 7,896 446 5.65%
FY2023.Q1 2022.05 6,450 369 5.72%
FY2023.Q2 2022.08 7,091 492 6.94%
FY2023.Q3 2022.11 8,164 394 4.83%
FY2023.Q4 2023.02 9,550 302 3.16%
FY2024.Q1 2023.05 8,361 469 5.61%
FY2024.Q2 2023.08 8,580 473 5.51%
FY2024.Q3 2023.11 8,189 166 2.03%
FY2024.Q4 2024.02 10,067 225 2.24%

沿革

1990年4月古本・家庭用テレビゲームソフト(リサイクル品)等の売買を目的に、株式会社テイツー設立。1991年2月家庭用テレビゲームソフト(新品)等とビデオ(新品)の取扱いを開始。2004年12月ジャスダックに上場。2010年10月カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社と業務提携基本合意書を締結。2013年3月トレカ専門店トレカパーク日本橋店オープン。2022年4月東証の市場区分見直しに伴いスタンダード市場へ移行。同年同月、3181買取王国と業務提携基本契約を締結。「古本市場」を展開する西日本の古本チェーン

代表取締役の経歴

代表取締役社長の藤原克治行氏は1969年12月生まれ。関西大学を卒業後、1993年4月現在の三菱UFJ銀行に入行。2001年1月同社に入社する。経営企画部門や経理部門等の要職を歴任後、2017年5月より代表取締役を務める

報告セグメント

同社の事業は「マルチパッケージ販売事業」の単一報告セグメント。商品別の売上高構成比は下図の通り。

2024年2月期第1四半期決算説明会資料

事業モデル

同社グループは、「古本市場」、古本市場の小型店舗「ふるいち」、トレーディングカード専門店「トレカパーク」等を中心とした多様な業態の店舗を運営し、書籍、家庭用ゲームソフト・ハード、トレーディングカード、ホビー、スマホ、衣料・服飾品などの販売・買取を行っている。またECサイト「ふるいちオンライン」の運営も行っている。一般消費者との売買が多いが、一部は一般事業者への卸売りや専門業者への販売も行っている。市場拡大が続くトレカ市場ではトレーディングカード読取査定機「TAYS」を開発、業務提携する3181買取王国などへ拡販を進めている。
直営店およびFC店舗を展開し、下図の通り150店舗を全国展開している。(2023年5月末時点)

2024年2月期第1四半期決算説明会資料

古本は紙離れの影響からか苦戦が続くが、一方でトレカ市場は拡大が続いている。同社資料によるとトレカ新品市場は2022年に2,100億円超に拡大、2023年には2,400億円程度まで伸びるものと予測している。新品市場の拡大に伴い、中古市場も更なる活性化が期待される。

競合他社

中古書籍販売大手の9278ブックオフグループホールディングスや、映像レンタル店を全国展開し、ゲーム・スマホ等の中古品販売も行う2681ゲオホールディングス、マンガ専門古書販売の大手2652まんだらけなどが挙げられる。

強み・弱み

市場拡大が続くトレカ商材において、長年の取引継続により安定的な仕入れを実現していること各業態合計で100店舗超を展開しており、業界トップクラスの店舗数をもつことなどが同社の強みと考えられる。リスクとしては、少子高齢化やネットによるコンテンツ配信の影響を受けることなどが挙げられる。

KPI

出退店動向や来店客数、買取品・販売品の単価推移などがKPIになると考えられる

業績

下図の通り、古本、ゲーム市場が成熟期を迎えて以降業績は低迷していたが、近年はトレカ市場の隆盛や構造改革などにより回復傾向、利益は過去最高を更新している。フリーCFはプラスの期が多い。自己資本比率は50%前後。

2024年2月期第1四半期決算説明会資料

7610 テイツー
のオルタナティブデータあります

関連ありそうな記事