2652 まんだらけの業績について考察してみた

2652 まんだらけの業績について考察してみた

PERAGARUアナリスト

四半期業績推移随時更新中

(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2023.Q3 2023.06 3,228 515 15.95%
FY2023.Q4 2023.09 3,314 402 12.13%
FY2024.Q1 2023.12 3,546 571 16.1%
FY2024.Q2 2024.03 3,679 626 17.02%
(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2017.Q2 2017.03 2,431 165 6.79%
FY2017.Q3 2017.06 2,474 281 11.36%
FY2017.Q4 2017.09 2,408 109 4.53%
FY2018.Q1 2017.12 2,323 202 8.7%
FY2018.Q2 2018.03 2,432 125 5.14%
FY2018.Q3 2018.06 2,645 430 16.26%
FY2018.Q4 2018.09 2,465 -54 -2.19%
FY2019.Q1 2018.12 2,412 215 8.91%
FY2019.Q2 2019.03 2,548 205 8.05%
FY2019.Q3 2019.06 2,661 419 15.75%
FY2019.Q4 2019.09 2,438 51 2.09%
FY2020.Q1 2019.12 2,331 119 5.11%
FY2020.Q2 2020.03 2,347 65 2.77%
FY2020.Q3 2020.06 1,955 -44 -2.25%
FY2020.Q4 2020.09 2,384 117 4.91%
FY2021.Q1 2020.12 2,283 92 4.03%
FY2021.Q2 2021.03 2,367 131 5.53%
FY2021.Q3 2021.06 2,568 266 10.36%
FY2021.Q4 2021.09 2,408 111 4.61%
FY2022.Q1 2021.12 2,457 138 5.62%
FY2022.Q2 2022.03 2,584 224 8.67%
FY2022.Q3 2022.06 2,719 296 10.89%
FY2022.Q4 2022.09 2,828 276 9.76%
FY2023.Q1 2022.12 3,087 456 14.77%
FY2023.Q2 2023.03 3,210 501 15.61%
FY2023.Q3 2023.06 3,228 515 15.95%
FY2023.Q4 2023.09 3,314 402 12.13%
FY2024.Q1 2023.12 3,546 571 16.1%
FY2024.Q2 2024.03 3,679 626 17.02%

沿革

1987年2月、1980年より営業していたまんが古書店まんだらけを法人化、株式会社まんだらけを設立。1991年12月まんが古書のカタログ誌「まんだらけ」を創刊。1994年3月渋谷区道玄坂に渋谷店を開店、以降日本各地に店舗を出店する。2000年7月東証マザーズ上場、2015年2月東証二部に変更。2022年4月東証の市場区分見直しに伴いスタンダード市場に移行。まんが専門古書販売の最大手

代表取締役の経歴

代表取締役は2名。代表取締役会長の古川益蔵氏は1950年10月生まれ。水木プロダクションにてアシスタントを経験後、1980年5月同社を創業。一度は代表取締役を退くも、2023年3月代表取締役会長として再び代表権を持った
代表取締役社長の田中幹教氏は1979年2月生まれ。旭川大学を卒業後、2001年3月同社に入社。Web制作部長を現在も務める傍ら、2010年12月より取締役に。2023年3月から代表取締役を務める

報告セグメント

2023年12月期 参照日時:2023/12/31

セグメント売上高(百万円)
中古品販売3,546

同社の事業は「中古品販売」の単一セグメント。品目別の売上が開示されており、2022年9月期は本11.3%、TOY55.2%、同人誌11.0%、出版物0.9%、その他21.7%となっている。

事業モデル

同社は日本のまんが関連古書のほか、グッズ、アニメ関連商品等の中古品の買取および販売を行っている。最新の一般的な商品からマニアックな希少品まで幅広く取り扱い、独自の値付け・鑑定で市場影響力が大きいとされている。大都市圏を中心とした国内13店舗での店頭販売のほか、国内外を問わないWEB通信販売(海外の顧客向け売上高比率が3割弱に達する)、オークションサイトを通じた販売などを行っている。
中古商品業界においては消費者の生活防衛意識の高まりから節約志向に基づく中古品全般の需要は高まりをみせている。またコロナ禍の落ち着きから顧客の来店は回復傾向にある。

競合他社

  • 3093 トレジャー・ファクトリー(24年2月期売上高34,454百万円)
  • 7610 テイツー(24年2月期売上高35,197百万円)
  • 9278 ブックオフグループホールディングス(23年5月期売上高101,843百万円)

強み・弱み

マニアに対する知名度一点一点が違う中古品を見極め、買取価格や販売価格を適正に決められるPOSシステムが同社の強み。リスクとしては、同社創業者で現在も代表取締役を務める古川氏に商品の価値評価について依存する部分が依然大きいこと在庫商品が陳腐化することなどが考えられる。

KPI

出退店動向や来店客数、買取品・販売品の単価推移などがKPIになると考えられる。尚、同社HPでは全店合計売上高が月次で公表されている。

2652 まんだらけ
のオルタナティブデータあります

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