9251 AB&Companyの業績について考察してみた

9251 AB&Companyの業績について考察してみた

PERAGARUアナリスト

四半期業績推移随時更新中

(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2023.Q2 2023.04 4,288 493 11.5%
FY2023.Q3 2023.07 4,365 569 13.04%
FY2023.Q4 2023.10 4,247 345 8.12%
FY2024.Q1 2024.01 4,190 335 8%
(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2021.Q4 2021.10 2,681 370 13.8%
FY2022.Q1 2022.01 2,700 194 7.19%
FY2022.Q2 2022.04 2,973 311 10.46%
FY2022.Q3 2022.07 3,134 453 14.45%
FY2022.Q4 2022.10 3,785 407 10.75%
FY2023.Q1 2023.01 3,890 397 10.21%
FY2023.Q2 2023.04 4,288 493 11.5%
FY2023.Q3 2023.07 4,365 569 13.04%
FY2023.Q4 2023.10 4,247 345 8.12%
FY2024.Q1 2024.01 4,190 335 8%

沿革

2009年2月Alice hair salonをオープン、2011年1月直営店舗の美容室チェーン運営を目的に現連結子会社の株式会社ロイネスを、2011年12月Agu.hairグループのフランチャイズ本部としてB-first株式会社を設立。2015年10月Alice hair salonからAgu.に屋号変更。2018年2月株式会社AB&Companyを設立、同年3月株式会社ロイネスおよびB-first株式会社を完全子会社化。2021年11月東証マザーズ上場、2022年4月東証の市場区分見直しによりグロース市場へ移行。美容室チェーンを全国展開する企業

株主構成

参照日時:2023/10/31

氏名又は名称所有株式数割合
丹内悠佑1,516,00010%
株式会社SunFlower1,031,0006.8%
株式会社Logotype1,031,0006.8%
株式会社日本カストディ銀行|(信託口)600,0003.9%
市瀬一浩496,0003.2%
株式会社I.M.C442,0002.9%
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)|(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)413,0002.7%
MSIP CLIENT SECURITIES|(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)202,0001.3%
BBH LUX/BROWN BROTHERS|HARRIMAN (LUXEMBOURG) SCA|CUSTODIAN FOR SMD-AM FUNDS -|DSBI JAPAN EQUITY SMALL CAP|ABSOLUTE VALUE|(常任代理人 株式会社三井住友銀行)101,0000.6%
永島光74,0000.4%

取締役会

参照日時:2023/10/31

役職名・氏名生年月日任期所有株式数
代表取締役社長
市瀬 一浩
1981年2月2日(注)33,001,492
取締役CFO
駒田 道洋
1989年6月3日(注)32,435
取締役(注)1
森 学
1964年12月7日(注)3-
取締役(注)1
岩田 真吾
1981年8月7日(注)3-
常勤監査役
川村 真利
1964年9月21日(注)4-
監査役(注)2
小田原 崇行
1983年1月6日(注)5-
監査役(注)2
美和 薫(戸籍上の氏名三木 薫)
1971年12月11日(注)5-

(注) 1.取締役森学及び岩田真吾は、会社法第2条第15号に定める社外取締役であります。

2.監査役小田原崇行及び美和薫は、会社法第2条第16号に定める社外監査役であります。

3.2024年1月26日開催の定時株主総会終結の時から、2024年10月期に係る定時株主総会の終結の時までであります。

4.2022年1月27日開催の定時株主総会終結の時から、2025年10月期に係る定時株主総会の終結の時までであります。

5.2021年8月18日開催の臨時株主総会終結の時から、2024年10月期に係る定時株主総会の終結の時までであります。

6.代表取締役社長役市瀬一浩の所有株式数は、同氏が代表取締役社長を務める株式会社I.M.C、株式会社Logotype及び株式会社SunFlowerが所有する株式数を合算した株式数としております。 

※有価証券報告書から抜粋

代表取締役の経歴

代表取締役社長の市瀬一浩氏は1981年2月生まれ。山野美容専門学校を卒業後、2003年4月に美容師としてhair salon asia AOYAMAに入社。2009年2月独立し美容室Alice hair salonを設立。2011年1月株式会社ロイネス代表取締役に就任。2011年12月からはB-first株式会社代表取締役、2018年11月からは同社の代表取締役を務める

報告セグメント

同社の事業は「直営美容室運営事業」と「フランチャイズ事業」および「インテリアデザイン事業」の3報告セグメントに大別される。2023年10月期第1四半期の売上高構成をみると、直営美容室運営事業にかかる売上高が全体の85%弱に達する。利益に関してはフランチャイズ事業に係るものの構成比が最も高く、セグメント利益の70%弱を占める。

2023年10月期 参照日時:2023/10/31

セグメント売上高(百万円)
直営美容室運営事業13,881
フランチャイズ事業1,320
インテリアデザイン事業1,589

事業モデル

同社事業は直営店舗の運営を行う「直営美容室運営事業」と、FC店舗の運営サポートを行う「フランチャイズ事業」、美容室を中心とした店舗デザイン、設計、施工を行う「インテリア事業」で構成される。

事業計画及び成長可能性に関する説明資料

直営店舗の運営は株式会社ロイネスなど複数の連結子会社にて展開しているが、全直営店舗において統一的なオペレーションにより運営され、カジュアルな価格帯で高品質なサービスを提供している。
特徴として、同社グループはスタイリストを正規雇用ではなく業務委託として運営していることが挙げられる。シフトが柔軟であること、売上と完全に連動した報酬体系により、多種多様な人材が確保可能としている。
またフランチャイズオーナーは原則外部から募ることはなく、同社グループにて育ったスタイリストをオーナーとして起用するモデルを採用している。フランチャイズオーナー同士がコミュニケーションを取りやすい風土が醸成されていること、またフランチャイズ運営法人からの継続的な支援により離反リスクを低く抑えている。
美容業界はスタイリストの長時間労働、低賃金、高離職率が課題として挙げられる。同社はスタイリストの新たなキャリアデザインを創造することで、業界の変革を目指している。また高齢化・個人経営に分散化した業界において、今後は大手チェーンによる集約化が進むと同社は考えている

競合他社

強み・弱み

カジュアルな価格およびWEBに特化した集客チャネルにより得られる顧客獲得力、業務委託モデルと厚いサポート体制によるスタイリスト獲得力、独自のフランチャイズモデルによる出店力を同社は強みとしている。懸念点としては、子会社取得資金を主に借入れにより賄ったため有利子負債比率が高い(2022年10月期:約49.3%)ことや美容業界の参入障壁は低い部類にはいることなどが挙げられる。

KPI

  • 店舗数
  • スタイリスト数
  • 顧客数
  • 顧客単価

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