3092 ZOZOの業績について考察してみた

3092 ZOZOの業績について考察してみた

PERAGARUアナリスト

四半期業績推移随時更新中

(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2023.Q4 2023.03 46,956 11,786 25.1%
FY2024.Q1 2023.06 45,871 15,862 34.58%
FY2024.Q2 2023.09 44,346 13,069 29.47%
FY2024.Q3 2023.12 57,351 16,767 29.24%
(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2017.Q4 2017.03 22,699 6,993 30.81%
FY2018.Q1 2017.06 21,451 7,981 37.21%
FY2018.Q2 2017.09 21,243 5,850 27.54%
FY2018.Q3 2017.12 28,221 9,720 34.44%
FY2018.Q4 2018.03 27,517 9,118 33.14%
FY2019.Q1 2018.06 26,552 5,874 22.12%
FY2019.Q2 2018.09 27,212 4,179 15.36%
FY2019.Q3 2018.12 36,010 10,577 29.37%
FY2019.Q4 2019.03 28,631 5,024 17.55%
FY2020.Q1 2019.06 28,197 7,786 27.61%
FY2020.Q2 2019.09 29,045 5,468 18.83%
FY2020.Q3 2019.12 34,645 6,131 17.7%
FY2020.Q4 2020.03 33,630 8,503 25.28%
FY2021.Q1 2020.06 33,674 10,423 30.95%
FY2021.Q2 2020.09 32,818 9,482 28.89%
FY2021.Q3 2020.12 41,988 13,880 33.06%
FY2021.Q4 2021.03 38,922 10,359 26.61%
FY2022.Q1 2021.06 38,866 12,591 32.4%
FY2022.Q2 2021.09 37,346 11,200 29.99%
FY2022.Q3 2021.12 47,566 14,988 31.51%
FY2022.Q4 2022.03 42,421 10,877 25.64%
FY2023.Q1 2022.06 42,590 14,312 33.6%
FY2023.Q2 2022.09 41,177 12,898 31.32%
FY2023.Q3 2022.12 52,700 17,425 33.06%
FY2023.Q4 2023.03 46,956 11,786 25.1%
FY2024.Q1 2023.06 45,871 15,862 34.58%
FY2024.Q2 2023.09 44,346 13,069 29.47%
FY2024.Q3 2023.12 57,351 16,767 29.24%

沿革

1998年5月輸入CD・レコードの通信販売を目的に有限会社スタート・トゥデイを設立。2000年4月株式会社スタートトゥデイに改組。同年10月アパレル商材のインターネット上のセレクトショップ「EPROZONE」の運営を開始。2004年12月インターネット上のショッピングサイト「ZOZOTOWN」の運営を開始。2007年12月東証マザーズ上場。2012年2月東証一部に変更。2018年10月株式会社ZOZOに商号変更。2019年11月4689Zホールディングスの連結子会社となる。2022年4月東証の市場区分見直しによりプライム市場へ移行。衣料品EC「ZOZOTOWN」を運営する企業

代表取締役の経歴

代表取締役社長兼CEOの澤田宏太郎氏は1970年12月生まれ。早稲田大学卒業後、9613エヌ・ティ・ティ・データに入社。その後株式会社NTTデータ経営研究所やコンサルティング会社を経て、2008年5月当時同社の子会社だった株式会社スタートトゥデイコンサルティング(2013年8月同社に吸収合併された)の代表取締役に就任。2013年6月より同社の取締役、2019年9月より代表取締役を務める

報告セグメント

2023年12月期 参照日時:2023/12/31

セグメント売上高(百万円)
EC事業147,568

同社の事業は「EC事業」の単一セグメント。うち「ZOZOTOWN」事業における取扱高が8割に達する。他にはYahoo!ショッピングなどに事業展開をしている。 

事業モデル

同社の主業は衣料品ECサイト「ZOZOTOWN」の運営。「ZOZOTOWN」は同社グループが仕入れを行い、在庫リスクを負担し販売を行う買取・製造販売、各ブランドの商品を受託在庫として預かり販売を行う受託販売および主に個人ユーザー等から中古衣料品等を買取り販売するUSED販売の3つの事業形態で構成される。受託販売が事業の中心で、「ZOZOTOWN」内取扱高の95%程度を占める。受託販売に係る売上高は、販売された商品の手数料が受託販売手数料として計上される。

同社HP TOP>IR>ビジネスモデル

他にはヤフー株式会社が運営する「Yahoo!ショッピング」への出店、アパレルメーカーが独自に運営するECサイトの構築支援、広告枠を販売する広告事業などを展開している。
新型コロナウイルス感染拡大の落ち着きから外出機会が増加、洋服に対する需要が高まっており、アパレル業界は活気を取り戻している。

競合他社

  • 3185 夢展望(23年3月期売上高5,184百万円)
  • 3665 エニグモ(24年1月期売上高6,203百万円)
  • 4755 楽天グループ(23年12月期売上高2,071,315百万円)

強み・弱み

2004年にサービスを開始し、衣料ECとして一定の知名度をもつことや同社売上の大部分を占める受託販売では在庫リスクを負わないこと、4689Zホールディングスの子会社となり、Yahoo¡!ショッピングへの出店など相乗効果が期待できる点などが強みとして考えられる。懸念点としては、「ZOZOTOWN」が占める売上高構成比が高く、同サイト運営の成否が業績を大きく左右すること、衣料に特化しているためアパレル市況に影響を受けることなどが挙げられる。

KPI

①ZOZOTOWN出店ショップ数(2023年3月期末時点1,562店、前年同期比+52店)
②年間購入者数(2023年3月期11,411,712人、前年比+993,381人)
③平均商品単価(2023年3月期末3,987円、前年同期比+235円)

2023年3月期決算説明会資料

3092 ZOZO
のオルタナティブデータあります

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