2975 スター・マイカ・ホールディングスの業績について考察してみた

2975 スター・マイカ・ホールディングスの業績について考察してみた

PERAGARUアナリスト

四半期業績推移随時更新中

(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2023.Q2 2023.05 13,824 1,446 10.46%
FY2023.Q3 2023.08 12,222 1,257 10.28%
FY2023.Q4 2023.11 11,770 784 6.66%
FY2024.Q1 2024.02 11,083 1,236 11.15%
(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2017.Q2 2017.05 6,372 988 15.51%
FY2017.Q3 2017.08 6,714 1,003 14.94%
FY2017.Q4 2017.11 4,055 300 7.4%
FY2018.Q1 2018.02 10,146 1,746 17.21%
FY2018.Q2 2018.05 7,408 1,235 16.67%
FY2018.Q3 2018.08 6,000 513 8.55%
FY2018.Q4 2018.11 6,727 344 5.11%
FY2019.Q1 2019.02 9,773 1,286 13.16%
FY2019.Q2 2019.05 7,582 808 10.66%
FY2019.Q3 2019.08 7,041 1,018 14.46%
FY2019.Q4 2019.11 7,768 515 6.63%
FY2020.Q1 2020.02 8,415 1,059 12.58%
FY2020.Q2 2020.05 8,758 585 6.68%
FY2020.Q3 2020.08 13,735 1,145 8.34%
FY2020.Q4 2020.11 8,660 492 5.68%
FY2021.Q1 2021.02 9,578 1,114 11.63%
FY2021.Q2 2021.05 12,054 1,123 9.32%
FY2021.Q3 2021.08 8,448 1,232 14.58%
FY2021.Q4 2021.11 6,817 817 11.98%
FY2022.Q1 2022.02 12,312 2,098 17.04%
FY2022.Q2 2022.05 15,289 1,675 10.96%
FY2022.Q3 2022.08 9,716 1,355 13.95%
FY2022.Q4 2022.11 10,894 970 8.9%
FY2023.Q1 2023.02 11,061 1,359 12.29%
FY2023.Q2 2023.05 13,824 1,446 10.46%
FY2023.Q3 2023.08 12,222 1,257 10.28%
FY2023.Q4 2023.11 11,770 784 6.66%
FY2024.Q1 2024.02 11,083 1,236 11.15%

沿革

1998年7月、代表取締役社長の水永政志氏が有価証券への投資目的に株式会社オフィス扇設立。2001年 5月には、同氏が中古マンションへの投資目的に株式会社扇インベストメント設立、2002年 2月にスター・マイカ株式会社へ商号変更。2010年 7月、クリオレミントンヴィレッジ国立(134室)を取得。2018年 11月に株式会社オフィス扇がスター・マイカ・ホールディングス株式会社へ商号変更。2019年 6月にはスター・マイカ・ホールディングス株式会社を株式交換完全親会社とする株式交換により持株会社体制へ移行、スター・マイカ株式会社は同社の連結子会社となる。2019年 6月、東証一部上場、現在は同プライム。中古マンションの再生・流通を中心に、不動産業、コンサルティング事業、投資助言業などを展開する。

報告セグメント

2023年11月期 参照日時:2023/11/30

セグメント売上高(百万円)
リノベマンション事業48,155
インベストメント事業6
アドバイザリー事業716

「リノベマンション事業」、「インベストメント事業」、「アドバイザリー事業」の3セグメントで構成される。いずれの事業も、スター・マイカ株式会社をはじめとする連結子会社が運営する。

事業モデル

主力のリノベマンション事業では、主として賃貸中の中古分譲マンション(これを投資対象とするファンド等を含む)に対して投資を行い、ポートフォリオとして賃貸運用しながら、リノベーション等により不動産の価値を向上させて幅広い消費者層へ販売を行う。買い手が限定される賃貸中の分譲マンションを取得し、テナントの退去まで保有後、幅広い顧客に提供できる空室の分譲マンションとして売却する点が特徴。バリューアップや再生などの付加価値型のビジネスモデルではなく、市場間の価格ギャップを見極め、その価格差に投資する「マーケットメイク型」のビジネスモデル
インベストメント事業は、投資リターン獲得を目的に、不動産・事業会社・ファンド等(リノベマンション事業の投資対象を除く)への投融資を主な事業とする。
アドバイザリー事業では、主として不動産の売買・賃貸仲介、賃貸・建物管理、金融・不動産分野におけるコンサルティング等の手数料ビジネスを展開

 

2023年11月期 第1四半期 決算説明資料 pp.22-23

競合他社

  • 8940 インテリックス(23年5月期売上高41,236百万円)
  • 2982 ADワークスグループ(23年12月期売上高41,342百万円)
  • 3294 イーグランド(23年3月期売上高25,785百万円)

強み・弱み

前述のように、賃貸中の物件に特化したユニークなビジネスモデルが、競合回避と高い投資効率を実現。様々なマンションに1室単位から投資することで、それぞれの個別物件で生じるリスクを分散している点も強み。
一方、不動産市場は景気動向、金利動向、地価動向、住宅税制など需給変動要因が多い点は潜在的リスク。また、リノベマンション業界への新規参入が近年増加しており、競争激化も懸念される。

KPI

リノベマンションの販売戸数、利益率などが主要KPIと見られる。
・販売戸数(2023年11月期第1四半期):280戸(前年同期比▲17.4%)
・売買総利益率(同上):15.0%(同上▲3.9p)

2023年11月期 第1四半期 決算説明資料 p.4

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