3907 シリコンスタジオの業績について考察してみた

3907 シリコンスタジオの業績について考察してみた

PERAGARUアナリスト

四半期業績推移随時更新中

(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2023.Q3 2023.08 1,075 -4 -0.37%
FY2023.Q4 2023.11 1,125 0 0%
FY2024.Q1 2024.02 1,060 13 1.23%
FY2024.Q2 2024.05 1,131 33 2.92%
(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2017.Q1 2017.02 1,470 -298 -20.27%
FY2017.Q2 2017.05 1,781 -135 -7.58%
FY2017.Q3 2017.08 1,322 -444 -33.59%
FY2017.Q4 2017.11 1,542 -374 -24.25%
FY2018.Q1 2018.02 1,098 -364 -33.15%
FY2018.Q2 2018.05 1,404 -311 -22.15%
FY2018.Q3 2018.08 1,192 -156 -13.09%
FY2018.Q4 2018.11 1,308 60 4.59%
FY2019.Q1 2019.02 1,156 -5 -0.43%
FY2019.Q2 2019.05 1,156 38 3.29%
FY2019.Q3 2019.08 1,140 28 2.46%
FY2019.Q4 2019.11 1,142 -16 -1.4%
FY2020.Q1 2020.02 1,054 3 0.28%
FY2020.Q2 2020.05 1,042 26 2.5%
FY2020.Q3 2020.08 966 -20 -2.07%
FY2020.Q4 2020.11 1,072 64 5.97%
FY2021.Q1 2021.02 904 -153 -16.92%
FY2021.Q2 2021.05 971 -78 -8.03%
FY2021.Q3 2021.08 935 -23 -2.46%
FY2021.Q4 2021.11 1,176 158 13.44%
FY2022.Q1 2022.02 968 8 0.83%
FY2022.Q2 2022.05 1,051 78 7.42%
FY2022.Q3 2022.08 1,214 220 18.12%
FY2022.Q4 2022.11 1,277 75 5.87%
FY2023.Q1 2023.02 1,159 105 9.06%
FY2023.Q2 2023.05 1,195 137 11.46%
FY2023.Q3 2023.08 1,075 -4 -0.37%
FY2023.Q4 2023.11 1,125 0 0%
FY2024.Q1 2024.02 1,060 13 1.23%
FY2024.Q2 2024.05 1,131 33 2.92%

沿革

1999年11月、米Silicon Graphics Inc.の日本法人として設立された日本SGI株式会社の関連会社として、リアルタイムグラフィックスに関する事業を幅広く展開することを目的にシリコンスタジオ株式会社設立。2000年10月、米Intrinsic Graphics Inc.(現 Vicarious Visions)とゲームソフトウェア開発用ミドルウェアに関する業務提携契約を締結、PlayStation2向けにAlchemyの開発を開始。2003年12月にコンテンツ・クリエイターの人材派遣事業を、2004年7月には同人材紹介事業を開始。2008年1月、ゲーム開発本部を発足し自社企画ゲームコンテンツ制作を開始。2015年2月に東証マザーズ上場、2022年4月より同グロース。2018年7月にコンテンツ事業から撤退し、現在はゲーム開発の受託ならびにゲーム・映像業界に特化した人材紹介・派遣サービスを事業とする。

報告セグメント

「開発推進・支援」、 「人材」の2セグメントで構成される。

事業モデル

開発推進・支援事業は、主にゲーム・映像業界の企業に対する最先端リアルタイムCG技術の提供、ゲームパブリッシャーに対するコンシューマゲーム開発技術の提供を行う。また、ビデオゲーム業界で培った最先端のリアルタイム3DCG技術による自動車業界向けソリューション、組込み機器向けミドルウェアの開発、大学や研究機関とのR&D、オンラインゲーム事業者向け大規模ネットワークの設計・構築・運用サービス等も展開。
人材事業では、ゲーム・映像業界のクリエイター・エンジニアに特化した人材派遣・紹介サービス「シリコンスタジオエージェント」を運営。開発推進・支援事業、コンテンツ事業のバックグラウンドを活かし、質の高いマッチングサービスを提供する。

2022年11月期 決算説明資料 p.32

競合他社

6033 (株)エクストリームが、ゲーム等の受託開発やゲーム開発業界向け人材サービスを主力事業とする点で競合する。また、7374 (株)コンフィデンスもゲーム開発業界への人材派遣を事業とする点で競合し得る。

強み・弱み

開発推進・支援事業においては自社開発による数々のミドルウェアを有し、CG黎明期から積み重ねてきた技術力、表現力、発想力が強みを発揮。ウィズコロナ時代の巣ごもり需要も追い風。人材事業では、自社がCG関連の先端技術等を提供する開発会社であるため、開発現場が求めるニーズを的確に理解した上での提案が強み。
一方、ゲーム業界はハードウェアの変遷や発注元の動向など、外部環境が目まぐるしく変化する点がリスク。

KPI

開発推進・支援事業の受注実績、人材事業の成約件数及び派遣者数などが主要KPIと見られる。いずれも2022年11月期は好調。
開発推進・支援事業受注高(2022年11月期):2,727百万円(前期比+15.2%)
開発推進・支援事業受注残高(同上):506百万円(同上▲6.7%)

2022年11月期 決算説明資料 p.20

業績

直近5期の売上高は2018年11月期の5十億円から減収傾向で、2021年11月期は4十億円割れとなり、同期は赤字転落。2022年11月期には回復へ向かい、売上高4,510百万円(前期比+13.2%)、営業利益381百万円(同+477百万円)、経常利益394百万円(同+465百万円)であった。

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