2229 カルビーの業績について考察してみた

2229 カルビーの業績について考察してみた

PERAGARUアナリスト

四半期業績推移随時更新中

(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2024.Q3 2023.12 80,268 10,201 12.71%
FY2024.Q4 2024.03 75,688 3,589 4.74%
FY2025.Q1 2024.06 77,656 7,674 9.88%
FY2025.Q2 2024.09 79,414 7,252 9.13%
(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2017.Q4 2017.03 63,476 6,597 10.39%
FY2018.Q1 2017.06 56,519 3,413 6.04%
FY2018.Q2 2017.09 62,303 6,925 11.12%
FY2018.Q3 2017.12 67,869 8,852 13.04%
FY2018.Q4 2018.03 64,884 7,638 11.77%
FY2019.Q1 2018.06 61,231 5,774 9.43%
FY2019.Q2 2018.09 59,836 5,966 9.97%
FY2019.Q3 2018.12 65,955 8,701 13.19%
FY2019.Q4 2019.03 61,633 6,523 10.58%
FY2020.Q1 2019.06 61,912 6,448 10.41%
FY2020.Q2 2019.09 63,334 6,810 10.75%
FY2020.Q3 2019.12 66,858 8,621 12.89%
FY2020.Q4 2020.03 63,834 5,785 9.06%
FY2021.Q1 2020.06 64,385 6,552 10.18%
FY2021.Q2 2020.09 66,562 6,461 9.71%
FY2021.Q3 2020.12 70,256 8,828 12.57%
FY2021.Q4 2021.03 65,542 5,223 7.97%
FY2022.Q1 2021.06 59,896 6,938 11.58%
FY2022.Q2 2021.09 60,544 6,364 10.51%
FY2022.Q3 2021.12 65,030 7,583 11.66%
FY2022.Q4 2022.03 59,949 4,250 7.09%
FY2023.Q1 2022.06 65,323 5,363 8.21%
FY2023.Q2 2022.09 67,889 4,883 7.19%
FY2023.Q3 2022.12 75,287 7,817 10.38%
FY2023.Q4 2023.03 70,816 4,170 5.89%
FY2024.Q1 2023.06 73,156 7,244 9.9%
FY2024.Q2 2023.09 73,915 6,270 8.48%
FY2024.Q3 2023.12 80,268 10,201 12.71%
FY2024.Q4 2024.03 75,688 3,589 4.74%
FY2025.Q1 2024.06 77,656 7,674 9.88%
FY2025.Q2 2024.09 79,414 7,252 9.13%

沿革

1949年4月松尾糧食工業所を法人改組し松尾糧食工業株式会社を設立。1955年5月カルビー製菓株式会社に商号変更。1964年1月「かっぱえびせん」発売開始。1973年12月カルビー株式会社に商号変更。1975年9月に「ポテトチップス」、1991年3月「フルーツグラノーラ」(現フルグラ)、1995年10月「じゃがりこ」を発売開始。2011年3月東証一部に上場。2022年4月東証の市場区分見直しによりプライム市場へ移行。スナック菓子の最大手企業

報告セグメント

2023年12月期 参照日時:2023/12/31

セグメント売上高(百万円)
食品製造販売事業227,339

同社の事業は「食品製造販売事業」の単一報告セグメント。2023年3月期売上高実績をみると、国内売上がおよそ75%。うち94%程度をスナック菓子が占める

事業モデル

ポテト系、小麦系、コーン系などのスナック菓子およびシリアル食品の製造販売を行っている。また米国の食品飲料メーカーPapsiCoの持分法適用関連会社である。国内ではスナック菓子市場でシェア50%以上を有し、特に「ポテトチップス」や「じゃがりこ」などのポテト系はシェア70%以上。シリアル食品においても国内トップシェアを誇る。海外は9つの地域で事業展開。海外売上高比率は23.4%(2022年3月期)。北米・中華圏・英国・インドネシアを成長ポテンシャルが高い重点4地域としてブランドの浸透を図る
包装資材や食油など原材料価格の高騰が営業利益を圧迫、価格転嫁が消費者に受け入れられるかが業界全体の課題となっている。また国内市場や少子高齢化、単身世代の拡大、生活スタイルの変化によって食に対する価値観の多様化が進んでいる。海外では新興国にて中間所得層の拡大により食糧需要の増加が見込まれる。

競合他社

  • 2226 湖池屋(24年3月期売上高54,829百万円)
  • 2220 亀田製菓(24年3月期売上高95,534百万円)

強み・弱み

ポテト系中心に認知度が高い菓子を多数保有し、高い市場シェアを有すること、時代の変化を捉えた商品企画・開発力が同社の強みと考えられる。懸念点としてはポテト系の主原料となる馬鈴薯の調達リスク(天候不順など)や、海外へ積極展開する中での為替リスクなどが考えられる。

KPI

①商品価格・規格の改定動向

カルビーグループ決算説明会2023年3月期第3四半期

②国内市場シェア

カルビーグループ決算説明会2023年3月期第3四半期

2229 カルビー
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