2931 ユーグレナの業績について考察してみた

2931 ユーグレナの業績について考察してみた

PERAGARU管理人

四半期業績推移随時更新中

(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2023.Q4 2023.12 12,402 -505 -4.07%
FY2024.Q1 2024.03 11,154 302 2.71%
FY2024.Q2 2024.06 12,495 46 0.37%
FY2024.Q3 2024.09 11,624 -188 -1.62%
(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2017.Q1 2016.12 3,273 278 8.49%
FY2017.Q2 2017.03 3,355 -1 -0.03%
FY2017.Q3 2017.06 3,603 143 3.97%
FY2017.Q4 2017.09 3,655 530 14.5%
FY2018.Q1 2017.12 3,449 -430 -12.47%
FY2018.Q2 2018.03 3,730 -681 -18.26%
FY2018.Q3 2018.06 3,957 -405 -10.24%
FY2018.Q4 2018.09 4,038 137 3.39%
FY2019.Q1 2018.12 3,431 -6,457 -188.2%
FY2019.Q2 2019.03 3,488 -66 -1.89%
FY2019.Q3 2019.06 3,526 -184 -5.22%
FY2019.Q4 2019.09 3,522 -753 -21.38%
FY2020.Q1 2019.12 3,219 -244 -7.58%
FY2020.Q2 2020.03 2,862 -116 -4.05%
FY2020.Q3 2020.06 3,455 -734 -21.24%
FY2020.Q4 2020.09 3,781 -713 -18.86%
FY2021.Q1 2020.12 3,910 -365 -9.34%
FY2021.Q2 2021.03 3,827 -146 -3.81%
FY2021.Q3 2021.06 4,376 -333 -7.61%
FY2021.Q4 2021.12 22,307 -5,721 -25.65%
FY2022.Q1 2022.03 10,822 -727 -6.72%
FY2022.Q2 2022.06 10,762 -695 -6.46%
FY2022.Q3 2022.09 10,752 -875 -8.14%
FY2022.Q4 2022.12 12,056 -1,158 -9.61%
FY2023.Q1 2023.03 10,837 -176 -1.62%
FY2023.Q2 2023.06 11,968 -584 -4.88%
FY2023.Q3 2023.09 11,275 -199 -1.76%
FY2023.Q4 2023.12 12,402 -505 -4.07%
FY2024.Q1 2024.03 11,154 302 2.71%
FY2024.Q2 2024.06 12,495 46 0.37%
FY2024.Q3 2024.09 11,624 -188 -1.62%

沿革

2005年8月に出雲充氏が中心となり、微細藻類ユーグレナ(いわゆるミドリムシ)の研究開発、製造、販売を目的として株式会社ユーグレナ設立。同年12月には、食品用途屋外大量培養に成功。2006年2月、食品の自社製品販売を開始し、ヘルスケア事業(食品)に参入。2008年12月、化粧品のOEM製品の販売を開始し、ヘルスケア事業(化粧品)に参入。2012年12月に東証マザーズ上場、2014年12月には同一部へ市場変更。2021年5月、「青汁」で知られるキューサイ株式会社を連結子会社化食品、化粧品、バイオ燃料、環境関連技術などへの応用を目的に、ユーグレナ等の微細藻類の研究開発及び生産を事業とするバイオベンチャー

株主構成

参照日時:2023/12/31

氏名又は名称所有株式数割合
出雲 充12,313,88410.51%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)10,342,6008.83%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)5,290,3004.51%
株式会社丸井グループ2,139,0001.82%
亀谷 誠一郎1,321,3301.12%
鈴木 健吾1,185,3821.01%
ロート製薬株式会社1,069,5000.91%
RBC ISB LUX NON RES/DOM RATE-UCITS CLIENTS ACCOUNT-MIG|(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1,000,1000.85%
東京センチュリー株式会社1,000,0000.85%
日本コルマー株式会社750,0000.64%

取締役会

参照日時:2023/12/31

役職名・氏名生年月日任期所有株式数
代表取締役社長
出雲 充
1980年1月17日 (注) 3 12,313,000
取締役代表執行役員 Co-CEO 兼 CFiO
若原 智広
1977年5月30日 (注) 3 18,000
取締役代表執行役員 Co-CEO 兼 COO
植村 弘子
1978年3月16日 (注) 3 4,000
取締役
岡島 悦子
1966年5月16日 (注) 3 29,000
取締役
琴坂 将広
1982年1月14日 (注) 3 26,000
取締役 (監査等委員)
清水 誠
1980年12月27日 (注) 4 -
取締役 (監査等委員)
望月 愛子
1979年5月22日 (注) 4 -
取締役 (監査等委員)
村上 未来
1977年6月19日 (注) 4 -

(注)1 琴坂将広、清水誠、望月愛子及び村上未来は、社外取締役であります。

2 当社の監査等委員会の体制は、次のとおりであります。 委員長 清水誠、委員 望月愛子、委員 村上未来

3 2024年3月19日開催の定時株主総会終結の時から1年間

4 2024年3月19日開催の定時株主総会終結の時から2年間

※有価証券報告書から抜粋

代表取締役の経歴

代表取締役社長の出雲充氏は1980年1月生まれ。東京大学卒業後、2002年4月に株式会社東京三菱銀行(現三菱UFJ銀行)入行。2005年8月に同社設立、代表取締役社長に就任(現任)

報告セグメント

2023年12月期 参照日時:2023/12/31

セグメント売上高(百万円)
ヘルスケア事業41,356
バイオ燃料事業2,851
その他事業2,273

「ヘルスケア事業」及び「エネルギー・環境事業」の2セグメントで構成される。2021年12月期の外部顧客への売上高34,420百万円の構成比は、ヘルスケア事業99.8%、エネルギー・環境事業0.2%と、前者が主力となる。なお、同期の営業損益は△6,565百万円と赤字で、両セグメントとも赤字であった。また、国別売上高は日本国内が90%を超える。

事業モデル

ヘルスケア事業では健康食品、化粧品のOEM製品及びユーグレナ粉末等の原料粉末の受注生産を行っている。ヘルスケア商品の主力は、野菜・魚・肉の栄養素をバランス良く含む石垣島ユーグレナを配合した「からだユーグレナ」である。ビューティケア商品では、石垣島ユーグレナから抽出した美容成分のユーグレナオイルとユーグレナエキスを配合した「one オールインワンクリームST」などを提供。遺伝子/健康検査サービスは、健康リスク・体質の遺伝的傾向を解析できる「ユーグレナ・マイヘルス遺伝子解析サービス」などを扱う。

2021年12月期通期決算説明および今後の事業展望p.16

現在の主力事業はヘルスケア事業であるが、今後は安定市場を有するバイオ燃料を扱うエネルギー・環境事業に注力し、将来的にはヘルスケア事業との二本柱を目指す。

2021年12月期通期決算説明および今後の事業展望p.12

競合他社

連結の範囲

同社グループは、同社及び連結子会社11社、持分法適用関連会社4社で構成される。連結子会社でユーグレナ製品の販売を事業とする株式会社エポラは、売上高の連結売上高に占める割合が10%を超える(23.5%)。

強み・弱み

ミドリムシの化粧品や健康食品への応用ならびに実用化は他に類がなく、競合回避の面で強みとなる。自社ECサイトによる直接販売の実現もコスト面で有利。一方、エネルギー・環境事業が先行投資の段階にあり利益を産まないことに加え、好調であったヘルスケア事業も赤字に転落するなど、収益構造に課題あり。

KPI

定期購入者数などが主要なKPIとみなせる。

株式会社ユーグレナ事業概要および2021年12月期第4四半期決算説明 p.19
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