6181 タメニーの業績について考察してみた

6181 タメニーの業績について考察してみた

PERAGARU管理人

タメニー事業概要

・沿革
タメニ―は婚活やウェディング、マッチングアプリ、保険代理店、自治体向け婚活支援等の、婚活を軸にした事業を展開している企業であり、現在東証マザーズに上場している。2004年6月にパートナーエージェントとして設立されている。直近の業績は売上高8,187百万円(2020/3期)と2017年3月期の3,812百万円に比して大幅な成長を遂げている。
・株主構成
上位10株主を確認すると、筆頭株主は社長の佐藤氏(29%)、その他は近藤氏、小林氏、高梨氏、紀伊氏などの個人株主と従業員持ち株会、および信託銀行が占めている。
・取締役会
男性9名、女性1名の計10名で運営されている
・代表取締役社長経歴
代表取締役社長の佐藤氏はオプト入社後、パートナーエージェントに出向しそのままCEOになっている。
・報告セグメント
報告セグメントは婚活事業、カジュアルウェディング事業およびその他事業になっている。その他事業では上記2事業以外だが婚活に関連するものが含まれる。
・競合他社
競合はPairsなどのマッチングアプリを運営するエウレカなどが主たるものと思われる。またオーネットなどの婚活支援を行うサイトも主たる競合であると考えられる。婚活事業は従前から行っている企業は多いものの、コロナ禍により対面型の合コンや婚活パーティが実施できないことによりオンラインでのマッチングアプリが優勢になってきている点は脅威であり、特にサブスクリプション型のビジネスモデルであるマッチングアプリ事業は、今後各社力を入れてくるものと思料される。
連結の範囲:連結子会社5社および、持分法適用会社1社を有しており連結の範囲になっている。

婚活事業のセグメント情報

・事業モデル
婚活事業は付加価値の高い結婚相談所の運営および、マッチングアプリ等の新たな婚活市場のエントリーのサポートを行っている。実際に成婚率は27%と非常に高い水準にあるのが特徴である。
・業績の進捗
婚活事業売上高は、2021年3月期第2四半期の業績ハイライトではコロナで若干の業績悪化はあったものの、2020年5月後半より回復基調になり、前年同期マイナス25%にとどまった。営業利益に関しては2Q累計で32百万円になり前期比マイナス92%と大幅な減少となっている。

カジュアルウェディングのセグメント情報

・事業モデル
カジュアルウェディング事業では、近年広まっているカジュアルウェディングと、その披露宴の後の二次会のプロデュースを行っている。
・業績の進捗
カジュアルウェディング事業売上高は、2021年3月期第2四半期の業績ハイライトでは、挙式披露宴、二次会は2021年以降にずれ込み、前年同期マイナス87%と大幅な減少になった。営業利益に関しては2Q累計でマイナス963百万円となった。

婚活事業、カジュアルウェディング事業もともにコロナによる緊急事態宣言など、事業に大きな打撃を与えるものであり、純損失の計上によりバランスシートの株主資本が毀損され、改めて新株予約権の発行等の資金調達、事業ポートフォリオ再構築等の経営改革を急ピッチで進めている。
具体的には対面型のサービスであるカジュアルウェディング業界は固定費削減を徹底し、今後需要が見込まれる婚活・フォト事業にリソースを割く、等のアクションプランを直近の決算説明会資料で明らかにしている。婚活事業は不採算性のある店舗の統廃合、会員向けサービスを手厚くするなど様々な施策を講じており、重要なKPIである会員数、および主要領域における店舗数の増減は決算説明会資料に詳細に記載されておりフォトウェディング事業のLUMINOUSサービスは拠点を1から7に増やしている点で、積極的に事業展開していると考えられる。