四半期業績推移随時更新中
(単位:百万円) | 決算期 | 売上 | 営業利益 | 営業利益率 |
FY2023.Q1 | 2022.06 | 25,098 | 540 | 2.15% |
FY2023.Q2 | 2022.09 | 35,410 | 583 | 1.65% |
FY2023.Q3 | 2022.12 | 41,305 | 622 | 1.51% |
FY2023.Q4 | 2023.03 | 29,241 | 84 | 0.29% |
(単位:百万円) | 決算期 | 売上 | 営業利益 | 営業利益率 |
FY2017.Q4 | 2017.03 | 43,483 | 285 | 0.66% |
FY2018.Q1 | 2017.06 | 33,509 | 326 | 0.97% |
FY2018.Q2 | 2017.09 | 31,863 | 440 | 1.38% |
FY2018.Q3 | 2017.12 | 34,685 | 670 | 1.93% |
FY2018.Q4 | 2018.03 | 33,670 | 137 | 0.41% |
FY2019.Q1 | 2018.06 | 31,505 | 376 | 1.19% |
FY2019.Q2 | 2018.09 | 37,384 | 621 | 1.66% |
FY2019.Q3 | 2018.12 | 38,717 | 460 | 1.19% |
FY2019.Q4 | 2019.03 | 30,881 | 226 | 0.73% |
FY2020.Q1 | 2019.06 | 25,185 | 144 | 0.57% |
FY2020.Q2 | 2019.09 | 31,457 | 470 | 1.49% |
FY2020.Q3 | 2019.12 | 30,843 | 364 | 1.18% |
FY2020.Q4 | 2020.03 | 28,063 | 213 | 0.76% |
FY2021.Q1 | 2020.06 | 26,212 | 875 | 3.34% |
FY2021.Q2 | 2020.09 | 29,746 | 1,426 | 4.79% |
FY2021.Q3 | 2020.12 | 31,835 | 1,001 | 3.14% |
FY2021.Q4 | 2021.03 | 28,582 | 330 | 1.15% |
FY2022.Q1 | 2021.06 | 24,449 | 720 | 2.94% |
FY2022.Q2 | 2021.09 | 28,146 | 481 | 1.71% |
FY2022.Q3 | 2021.12 | 30,110 | 535 | 1.78% |
FY2022.Q4 | 2022.03 | 29,124 | 272 | 0.93% |
FY2023.Q1 | 2022.06 | 25,098 | 540 | 2.15% |
FY2023.Q2 | 2022.09 | 35,410 | 583 | 1.65% |
FY2023.Q3 | 2022.12 | 41,305 | 622 | 1.51% |
FY2023.Q4 | 2023.03 | 29,241 | 84 | 0.29% |
沿革
1931年10月株式会社林大作商店として横浜市に設立、米国・欧州への生糸・絹撚糸の輸出を開始。1934年4月商号を株式会社郡是シルクコーポレーションに変更。1942年1月商号を郡是産業株式会社に変更。1971年9月商号をグンゼ産業株式会社に変更。1973年2月東証二部、1973年11月大証二部に上場。1978年11月東証・大証一部に変更。1998年より米国、2000年代に入り中国、韓国などへ現地法人設立。2001年11月商号を株式会社GSIクレオスに変更。3002グンゼと親密な繊維、工業製品の専門商社。
株主構成
有価証券報告書によると2021年3月末時点の筆頭株主は、3002グンゼで14.86%を保有。以下5%未満の保有で、3402東レ、株式会社三菱UFJ銀行、株式会社みずほ銀行、株式会社北國銀行、信託銀行信託口などが並ぶ。なお、2021年9月21日の主要株主異動に関するお知らせによると、3002グンゼによる保有株式売却により保有比率は9.85%(引き続き筆頭株主)へ低下している。外国人株式保有比率は10%未満。
取締役会
取締役は8名(社内5名、社外3名)、うち3名は監査等委員(社内1名、社外2名)。監査等委員会設置会社である。代表権を持たない社内取締役のうち3名はプロパー、プロパーでない常務執行役員の西村裕樹氏の前職は開示がない。
代表取締役の経歴
代表取締役兼社長執行役員欧米統括兼ナノテクノロジー事業担当の吉永直明氏は1955年10月生まれ。早稲田大学を卒業後、同社に入社。2002年7月にGSI Holding Corporation社長兼GSI Exim America,Inc.社長へ就任し、2010年4月には会長へ就任している(現任)。2016年6月に同社常務取締役兼常務執行役員に就任し、2020年6月に現職へ就任。
報告セグメント
「繊維関連事業」、「工業製品関連事業」の2報告セグメントに大別される。2022年3月期第1四半期の売上高24,449百万円の構成比は、繊維関連事業70.4%、工業製品関連事業29.6%である。セグメント利益は、繊維関連事業269百万円、工業製品関連事業548百万円であり、調整額を差し引いた営業利益は720百万円であった。2021年3月期の海外売上高比率はおよそ5割。地域別構成は下図の通り。

事業モデル
繊維関連事業は、各種繊維製品の国内取引及び輸出入取引を行っており、工業製品関連事業は、各種工業製品の国内取引及び輸出入取引を行っている。それぞれの事業領域で取り扱う商材は、日常生活に根差した身近なものに関連しており、「ファッション」、「ライフスタイル」、「ヘルス」、「ビューティー」、「テクノロジー」、「ケミカル」の6つのカテゴリーに分類している。
同社は、メーカーや工場などさまざまなパートナーをつなぎ、付加価値を生み出していく専門商社としての役割をベースにしながら、一部のビジネスではメーカー機能も兼ね備えている。たとえば、模型用塗料のトップシェアを誇る「MR.HOBBY」や、アパレルブランド「MashuKashu」などの自社ブランドでは、企画・生産・販売までを一貫して自社で行っている。自社小売店舗のほか、ECサイトの販売チャネルを持つ。また、機能糸やテキスタイル、化粧品原料などの様々な分野で、OEM・ODM生産を請け負っている。

経済活動が制限され、非常に厳しい状況が続く中、繊維原料や生地の取引が低調に推移している。一方、国内外の繊維関連事業拠点が連携し、医療・衛生消耗品の需要に対応するほか、ホビー関連商材では海外市場開拓・深耕に向けた施策が奏功するなど、国内の巣ごもり需要を取り込んだことにより、売上が伸長している。
競合他社
8014蝶理(直近決算期売上高2,162億円)、8018三共生興(直近決算期売上高171億円)、8025ツカモトコーポレーション(直近決算期売上高178億円)などの繊維商社が競合として挙げられる。
連結の範囲
同社グループは、同社及び連結子会社16社、持分法適用非連結子会社3社等で構成され、素材から製品までの繊維関連事業及び機械、化成品、その他商品の工業製品関連事業を主な事業とし、これら関連商品の事業も営む。
強み・弱み
単に商材を提供するのではなく、顧客が求める形に加工して提供できる点が同社ならではの強み。大量生産とコストメリットを享受できる海外工場と、品質と短納期対応を可能にする国内工場の両輪で製造を行う。北米・アジア・ヨーロッパなど、さまざまな国や地域で事業を行っており、経済情勢や為替レートの変動などが経営成績に影響を及ぼすことが懸念される。
KPI
①地域別売上高
②生産実績
③受注実績
④販売実績
⑤為替レート
業績
2017年3月期から2021年3月期までの5期をみると、売上高は2014年3月期の158,495百万円をピークに2021年3月期の116,375百万円まで減少基調にあるが、経常利益は1,000百万円代だったのが、2021年3月期に3,700百万円へ急増している。粗利が大幅に改善しており、医療・衛生消耗品、ホビー関連の伸長などが増益の要因とみられる。フリーCFは恒常的にプラス。自己資本比率は上昇基調で2022年3月期第1四半期は41.2%。