7074 トゥエンティーフォーセブンの業績について考察してみた

7074 トゥエンティーフォーセブンの業績について考察してみた

PERAGARU管理人

沿革

2007年12月、埼玉県にて株式会社ヘルスアップ設立。2012年10月パーソナルトレーニングジム事業として「24/7Workout」を開始。2015年11月に株式会社トゥエンティーフォーセブンに商号変更。2017年4月にパーソナル英会話スクール事業として「24/7English」を開始。2019年11月東証マザーズ上場。現在は非対面型の新サービスとしてオンライン対応もする。2020年3月から低糖質食品通販事業「24/7DELI&SWEETS」を開始。70店舗以上を有するトレーニングジム、10店舗を運営する英会話が事業の2本柱

株主構成

有価証券報告書によると2021年5月末時点の筆頭株主は、代表取締役の小島礼大氏で保有割合69.62%。以降は保有割合5%未満でSBI証券とJPモルガン証券、同社執行役員や取締役などの個人が並ぶ。外国人株式保有比率は10%未満

取締役会

取締役は4名(社内3名、社外1名)、監査役は3名(全員社外)、監査役会設置会社である。代表権を持たない取締役は、金融機関を経て、株式会社セガとサミー株式会社の経営統合に携わった下川智広氏と、内資・外資生命保険出身の植原一雄氏の2名。

代表取締役の経歴

代表取締役社長の小島礼大氏は1980年2月生まれ。2002年4月三友システム株式会社入社。数社を経て2006年株式会社インベサイドを設立し、代表取締役に就任(現在は退任)。2007年12月に同社を設立し、以降代表取締役を務める

報告セグメント

パーソナルトレーニング事業の単一セグメントの単一セグメント。2020年11月期ではジムの売上が全体の85%、英会話が5%、その他がインターネット販売事業にかかる売上だった。

事業モデル

同社は完全個室・オーダーメイドのパーソナルトレーニングを実施する「24/7Workout」を主力サービスとして提供している。事業理念として「全人類を人生史上最高の身体に導く」を掲げ、ダイエットとボディメイクに特化したジムを、直営65店舗とフランチャイズ1店舗を展開する(2021年11月現在)。
特長として3食食べることや短期プログラムであることが挙げられ、「意外と簡単にボディメイクできる」と宣伝している。お薦めは2ヶ月コースであり、料金は234,000円(税抜)と高額である。単にスポーツジムに通うだけであれば月額1万円を切ることが多く、同サービスは「理想の体型の実現方法の提供」に対して報酬を得るビジネスといえる。競合RIZAPの2ヶ月プログラムは348,000円(税別)であり、「24/7Workout」に比べて約114,000円高い料金である。また、「24/7Workout」では「全額返金制度」を設けており、初回トレーニングから起算して30日以内であれば、利用者は返金請求をすることができる。
また、同社は新型コロナ対策として、管理栄養士や外部のフードコーディネーターの監修のもと、健康的に痩せることを目的とした低糖質食品通販事業を立ち上げ、ECサイト「24/7DELI&SWEETS」を開始した。新型コロナで外出せず体重が増加する「コロナ太り」解消ニーズに合わせて、低糖質であるが美味しいデリ、スイーツ、パン、おにぎりを販売している。

事業計画及び成長可能性に関する事項

競合他社

パーソナルトレーニング分野では2928RIZAPグループ(2021年3月期売上高168,876百万円)が競合で、同社は店舗数で2番手。他にはフィットネスクラブ大手の4801セントラルスポーツ(同36,027百万円)、米国「エニタイム・フィットネス」の国内運営をする7092Fast Fitness Japan(同11,163百万円)や女性向けフィットネス施設を運営する7085カーブスホールディングス(2021年8月期売上高24,681百万円)などが挙げられる。

連結の範囲

同社は子会社を持たない。

強み・弱み

3食食べるダイエット、完全個室、深夜24時までオープンするジム、カスタマイズされたトレーニングを特徴とし、マンツーマン対応の質の高いトレーナー陣と合わせ、直近3年で利用者数が2.7倍となる成長を保ってきた。しかしながら、パーソナルトレーニングに事業が偏っていることがリスク要因であり、店舗型のためコロナ禍の影響を受け営業自粛期間が長引くことにより同社業績は大きな影響を受ける。毎年10~15店程度の新規出店を計画するものの、英会話を含めた店舗数は、2020年11月期の79店をピークに現在は70店舗と減少している。自宅で出来るオンラインサービスや、その他の事業ポートフォリオの拡大が今後の課題のひとつと考えられる。

KPI

①出退店状況:2021年11月期第3四半期時点は下図の通り

2021年11月期第3四半期決算補足説明資料

②フィットネス市場・単価・トレーナー稼働状況の推移:下図

事業計画及び成長可能性に関する事項

業績

店舗数、利用者数の拡大を受け、売上高は2016年11月期の2,460百万円から2019年11月期は7,697百万円と3年で3倍超の成長を見せた。しかし2020年11月期は、コロナ禍において政府により緊急事態宣言が発出、施設の休業要請を受けた影響で前期比▲25.9%の減収となった。営業利益は2020年11月期に赤字転落。尚、業務委託契約による労務費関連の変動化、地代家賃の減額交渉等のコストコントロールにより、2021年11月期は赤字幅は縮小する見通しを同社は公表している。2019年3月期比約3倍に成長し、営業利益率は18.2%となっている。営業CFが大幅減少した影響を受け、フリーCFは2019年11月期以降マイナス。赤字決算による利益剰余金の減少などを受け、自己資本比率は前期比▲9.5%の56.5%(2020年11月期)。有利子負債はゼロ。

7074 トゥエンティーフォーセブン
のオルタナティブデータあります

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