8544 京葉銀行の業績について考察してみた

8544 京葉銀行の業績について考察してみた

PERAGARUアナリスト

四半期業績推移随時更新中

(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2023.Q4 2023.03 15,037 0 0%
FY2024.Q1 2023.06 19,781 0 0%
FY2024.Q2 2023.09 16,880 0 0%
FY2024.Q3 2023.12 18,166 0 0%
(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2017.Q4 2017.03 15,471 0 0%
FY2018.Q1 2017.06 16,614 0 0%
FY2018.Q2 2017.09 16,394 0 0%
FY2018.Q3 2017.12 16,720 0 0%
FY2018.Q4 2018.03 15,411 0 0%
FY2019.Q1 2018.06 17,538 0 0%
FY2019.Q2 2018.09 16,292 0 0%
FY2019.Q3 2018.12 16,820 0 0%
FY2019.Q4 2019.03 16,815 0 0%
FY2020.Q1 2019.06 16,195 0 0%
FY2020.Q2 2019.09 18,473 0 0%
FY2020.Q3 2019.12 18,107 0 0%
FY2020.Q4 2020.03 15,306 0 0%
FY2021.Q1 2020.06 16,277 0 0%
FY2021.Q2 2020.09 15,708 0 0%
FY2021.Q3 2020.12 15,979 0 0%
FY2021.Q4 2021.03 14,993 0 0%
FY2022.Q1 2021.06 16,526 0 0%
FY2022.Q2 2021.09 16,323 0 0%
FY2022.Q3 2021.12 16,895 0 0%
FY2022.Q4 2022.03 16,001 0 0%
FY2023.Q1 2022.06 18,451 0 0%
FY2023.Q2 2022.09 16,510 0 0%
FY2023.Q3 2022.12 15,616 0 0%
FY2023.Q4 2023.03 15,037 0 0%
FY2024.Q1 2023.06 19,781 0 0%
FY2024.Q2 2023.09 16,880 0 0%
FY2024.Q3 2023.12 18,166 0 0%

沿革

1943年3月、千葉県内の無尽会社3社が合併し、千葉合同無尽会社を設立。1951年10月に相互銀行の営業免許を取得し、株式会社千葉相互銀行に商号変更。1973年4月に東証二部上場、1974年2月に東証一部に変更となった。1989年2月に普通銀行へ転換し、株式会社京葉銀行に商号変更。2021年8月株式会社りそなホールディングスと戦略的業務提携に関する協定を締結。2022年4月市場区分の見直しによりプライム市場へ移行。千葉県内を地盤とする資金量約5兆円の第二地銀

株主構成

参照日時:2022/03/31

氏名又は名称所有株式数割合
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11,795,0009.2%
株式会社千葉銀行6,106,0004.76%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)5,881,0004.58%
京葉銀行職員持株会4,306,0003.35%
三井住友海上火災保険株式会社3,759,0002.93%
住友生命保険相互会社3,561,0002.77%
損害保険ジャパン株式会社3,378,0002.63%
千葉県民共済生活協同組合3,100,0002.41%
明治安田生命保険相互会社2,969,0002.31%
住友不動産株式会社2,509,0001.95%

取締役会

参照日時:2022/03/31

役職名・氏名生年月日任期所有株式数
取締役頭取 (代表取締役)
熊谷 俊行
1957年11月25日2021年6月から2年63,000
取締役副頭取 (代表取締役)
橋本 清
1957年11月27日2022年6月から2年28,000
取締役 専務執行役員
秋山 智
1964年3月4日2022年6月から2年30,000
取締役 常務執行役員
市川 達史
1963年10月9日2021年6月から2年21,000
取締役 常務執行役員
藤﨑 一男
1963年7月21日2022年6月から2年14,000
取締役 常務執行役員
小坂 裕巳
1965年2月12日2022年6月から2年12,000
取締役
秋山 勝貞
1950年11月28日2021年6月から2年-
取締役
内村 廣志
1950年4月15日2022年6月から2年-
取締役
戸部 知子
1957年1月19日2022年6月から2年-
取締役
上西 京一郎
1958年1月15日 2022年6月から2年   -
常勤監査役
稗田 一浩
1961年2月27日2020年6月から4年15,000
常勤監査役
尾池 伸一
1963年4月26日2022年6月から4年8,000
監査役
小野 功
1944年5月23日2022年6月から4年5,000
監査役
花田 力
1944年1月15日2022年6月から4年-
監査役
岩原 淳一
1946年9月20日2020年6月から4年-

(注)1.取締役秋山勝貞、内村廣志、戸部知子及び上西京一郎は、会社法第2条第15号に定める社外取締役であります。

2.監査役小野功、花田力及び岩原淳一は、会社法第2条第16号に定める社外監査役であります。

3.当行は、執行役員制度を導入しております。執行役員(取締役を兼務する執行役員を除く)の状況は次のとおりであります。 (1)常務執行役員 國井 智之 藤田 剛 (2)執行役員 吉田 稔 須場 泰彦 牛川 秀明 渡辺 聡子 松木 誠一郎 山﨑 資郎 喜多見 貴 深山 孝夫 笹川 証

※有価証券報告書から抜粋

代表取締役の経歴

取締役頭取(代表取締役)の熊谷俊行氏は1957年11月生まれ。東京理科大学卒業後、1981年5月同行に入行。常務取締役、専務取締役等を歴任後、2016年6月に取締役頭取に就任
取締役副頭取(代表取締役)の橋本清氏は1957年11月生まれ。早稲田大学卒業後、1981年5月同行に入行。常務取締役、専務取締役等を歴任後、2018年6月に取締役副頭取に就任

報告セグメント

2023年12月期 参照日時:2023/12/31

セグメント売上高(百万円)
銀行業54,827

事業モデル

第二地方銀行として、千葉県にて銀行業を営む。預金残高、貸出残高の規模はともに全国の地銀の中で26番目程度に位置し、第二地銀としては、8524北洋銀行に次ぐ2番目の規模を誇る。2022年3月末の千葉県内預金シェアは9.9%、県内の法人含む貸出金シェアは18.3%、貸出金のうち86.3%を県内向けが占めた。同期末の貸出先別残高シェアは、個人が大勢を占めるその他が44.64%、不動産業・物品賃貸業20.00%、各種サービス業7.58%、製造業5.71%などとなっている。県外では東京に事業性融資専門店舗等3支店を展開。貸出金の約8割を占める中小企業向け貸出金や住宅ローンを中心とした個人向け貸出金の積み増しにより、年間増加率2.3%で着実に増加。また物件費の見直し等により、経費低減を図っている。

2021年度決算説明会

銀行業界は預金量の増加が続く中、金融政策による低金利環境が続き貸出利息が減少、収支バランスが悪化している。そうした中、地銀間の経営統合や広域連携など、業界再編の動きがみられている。またATM手数料の見直し、グループ会社を通じた金融商品の販売など、収益構造に変化が起きている。同行は2021年8月8308りそなホールディングスと戦略的業務提携を締結し、連携強化を図っている。

競合他社

  • 8331 千葉銀行(23年3月期売上高278,377百万円)
  • 8337 千葉興業銀行(23年3月期売上高51,303百万円)

連結の範囲

投資事業有限責任組合の運営業務等を行う株式会社京葉銀キャピタル&コンサルティング、クレジットカード業務等を行う株式会社京葉銀カード、住宅ローンを中心とする個人ローンの保証業務等を行う株式会社京葉銀保証サービスの3社が連結子会社に該当する。

強み・弱み

人口動態、産業等が比較的恵まれた千葉県にて営業展開していることが強み。また2021年3月期の不良債権比率は地銀、第二地銀102行中低い方から17位、自己資本比率も上位に位置し財務の健全性を保っている。一方で営業エリアがほぼ千葉県に限られていることがリスクとして挙げられ、近年は台風の被害やコロナ禍により観光業が打撃を受けており、今後の自然災害の発生等により与信費用が増大する可能性がある。

KPI

  • 預金残高
  • 貸出残高
  • 総資金利鞘
  • 不良債権比率
  • 連結自己資本比率
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