2453 ジャパンベストレスキューシステムの業績について考察してみた

2453 ジャパンベストレスキューシステムの業績について考察してみた

PERAGARUアナリスト

四半期業績推移随時更新中

(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2023.Q2 2023.03 4,739 350 7.39%
FY2023.Q3 2023.06 4,636 529 11.41%
FY2023.Q4 2023.09 4,314 375 8.69%
FY2024.Q1 2023.12 4,360 442 10.14%
(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2017.Q2 2017.03 3,241 190 5.86%
FY2017.Q3 2017.06 3,145 270 8.59%
FY2017.Q4 2017.09 3,038 240 7.9%
FY2018.Q1 2017.12 2,795 267 9.55%
FY2018.Q2 2018.03 3,112 384 12.34%
FY2018.Q3 2018.06 2,957 346 11.7%
FY2018.Q4 2018.09 2,902 433 14.92%
FY2019.Q1 2018.12 2,945 352 11.95%
FY2019.Q2 2019.03 3,166 386 12.19%
FY2019.Q3 2019.06 3,075 386 12.55%
FY2019.Q4 2019.09 2,824 514 18.2%
FY2020.Q1 2019.12 2,871 307 10.69%
FY2020.Q2 2020.03 3,125 343 10.98%
FY2020.Q3 2020.06 3,027 398 13.15%
FY2020.Q4 2020.09 3,034 319 10.51%
FY2021.Q1 2020.12 3,156 375 11.88%
FY2021.Q2 2021.03 3,481 297 8.53%
FY2021.Q3 2021.06 3,585 452 12.61%
FY2021.Q4 2021.09 3,238 284 8.77%
FY2022.Q1 2021.12 4,330 403 9.31%
FY2022.Q2 2022.03 4,476 335 7.48%
FY2022.Q3 2022.06 4,571 436 9.54%
FY2022.Q4 2022.09 4,433 285 6.43%
FY2023.Q1 2022.12 4,469 375 8.39%
FY2023.Q2 2023.03 4,739 350 7.39%
FY2023.Q3 2023.06 4,636 529 11.41%
FY2023.Q4 2023.09 4,314 375 8.69%
FY2024.Q1 2023.12 4,360 442 10.14%

沿革

1994年同社代表取締役の榊原氏が個人事業としてバイクロードサービスを創業。1997年2月日本二輪車ロードサービス株式会社設立、1998年8月ジャパンベストレスキューシステム株式会社に商号変更。2001年1月株式会社エイブルとの提携事業である「入退去時のカギ交換サービス」を開始。2004年6月現5938LIXILとの共同出資により株式会社水の救急車を設立(後に吸収合併)、水まわりサービス事業を拡充。2005年8月東証マザーズ上場、2007年9月東証一部に変更。2019年7月子会社にて損害保険業務を開始。2022年4月東証の市場区分見直しによりプライム市場へ移行。個人会員向けに生活トラブル解決サービスを提供する

報告セグメント

2023年12月期 参照日時:2023/12/31

セグメント売上高(百万円)
会員2,263
保証495
保険1,475

同社の事業は「会員事業」、「保証事業」、「保険事業」と「駆けつけ事業」の4報告セグメントに大別される。下図の通り会員事業が全体売上高の50%超を占め、保険事業と保証事業を合わせたストック型売上高の割合は90%を超える

2023年9月期Q1 会社説明資料

事業モデル

会員事業は、不動産賃貸事業者と提携した賃貸・分譲住宅入居者向けの「安心入居サポート」や大学生協と提携した「学生生活110番」、通信事業者と提携した「ライフサポートパック会員」などを提供しており、入居や入学、購入等の際に入会金もしくは年会費等を事前に受領することで各種生活トラブル解決サービスを低価格または無料で提供する。作業自体は施工パートナーが行い、同社は出動にかかる費用を施工パートナーに支払う
保証事業は、同社連結子会社のジャパンワランティサポート株式会社が運営する、メーカー保証期間終了後の住宅設備機器の修理対応や不具合の解決をサポートする延長保証を提供する事業である。
保険事業は、同社連結子会社のレスキュー損害保険株式会社およびジャパン少額短期保険株式会社が提供する日常生活の各種トラブルや不安に対する保険商品を提供する事業である。
駆けつけ事業は非会員向けの事業であり、各種生活トラブルを365日稼働のコールセンターで受け付け、内容に応じパートナー店に作業を依頼する。

2023年9月期Q1 会社説明資料

中長期的には人口減少、過疎化といった構造的要因による需要伸び悩みが懸念されるが、不動産管理会社等のアウトソーシングニーズの高まりも予想され、同社としては追い風となる可能性がある。

競合他社

  • 7320 日本リビング保証(23年6月期売上高3,919百万円)
  • 7386 ジャパンワランティサポート(23年9月期売上高1,664百万円)

強み・弱み

売上高の9割超がストック型で、安定した収益を期待できることや賃貸・分譲住宅入居者向けで圧倒的シェア、また大学生向けのサービスでほぼ全ての大学生協を提携していることなどが同社の強み。懸念点としては、施工パートナーの作業に事故が発生した際のレピュテーションリスクなどが挙げられる。

KPI

①会員数(3,680千人:2022年12月末時点)
②被保険者数(679千人:2022年12月末時点)

2453 ジャパンベストレスキューシステム
のオルタナティブデータあります

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