BOTTOM FISHER(KxShare社)をPERAGARUインターン生が使ってみた

BOTTOM FISHER(KxShare社)をPERAGARUインターン生が使ってみた

PERAGARU管理人

KxShare社のBOTTOM FISHERを使ってみた

PERAGARUでインターンをしているNです。今回は普段の株式投資・リサーチ業務で「BOTTOM FISHER」を導入し大幅な工数削減ができたので、本記事にて「BOTTOM FISHER」の機能紹介とサービスの使用感をまとめます。
個別銘柄を分析する際に手打ちで有価証券報告書や決算短信から財務情報をエクセルシートへ写すだけの作業が煩わしく感じる方は多いと思います。私は多少pythonを触れるので、業績シートへの転記を自動化しようと試みたのですが、発行体の開示資料のXBRL内に表記揺れなどがあり、自動収集を断念していました。限られた時間の中でいかに効率的に企業を分析し、今後の業績を予測して戦略を立てていくかということが重要になってくるなかで過去業績の収集コストは最小化したいもの。そのためには削減できる工程をできるだけ省き、その時間をより適切なKPIについて考えることや、業績動向・バリエーションの考察などに時間を充てたいと考えていた時に弊社の社長からKxShare社の「BOTTOM FISHER」を紹介されました。
今回紹介する「BOTTOM FISHER」というサービスはそのような財務情報をエクセルに転記するという工程を半自動化できる有用なサービスです。
まずは簡単にサービスの概要を説明します。

BOTTOM FISHERとは

KxShare社は自社でファンド事業を行なっているなかで、BOTTOM FISHERのサービス運営を行なっています。
BOTTOM FISHERは上場企業の財務情報をEDINET/TDNETから取得し、EXCELファイル形式として出力するWEBアプリです。メールで会員登録し、専用フォームに分析したい企業の証券コードを入力するだけで簡単にEXCELファイルが入手できます 。
EXCELファイルに記入されているデータは無加工の生データであり、自分好みに加工ができます。さらにその内容は有価証券報告書/四半期報告書の直近5年分の全財務諸表、また、決算短信におけるセグメント情報を除く財務諸表のデータを取得しており、四半期ごと、半期ごと、通年に分かれているなど詳細な分析が可能となっています。
※セグメント情報を用いた分析を行う場合は有価証券報告書/四半期報告書が公表された日以降にEXCELファイルを入手する必要があります。

実際にBOTTOM FISHERを使ってみた

サイボウズ(証券コード:4776)の販売費及び一般管理費について調査したかったので、実際にBOTTOM FISHERを用いた分析を行ってみました。専用フォームに証券コードを記入し提出すると登録したメールアドレスに4分ほどでEXCELファイルが届きました。表1が送られてきたEXCELファイルの一部。
BOTTOM FISHER
このように、売上高や粗利、販管費などが自動入力されている損益計算書を確認することができます。さらに、別のタブには表2にあるように各勘定のより詳細なデータも確認することができます。
ボトムフィッシャー
今回の販管費の分析にはBOTTOM FISHER提供のデータと弊社サービスPERAGARUで販売しているTVメタデータから入手したテレビCMに関するデータを用いて分析を行いしました。分析の結果が表3に示してあります。
PERGARUCMデータ
また、すべて手打ちで作成した場合は表4に示している。これらの単純なデータの記入時間を比較するとすべて手打ちで行った場合に比べて20分程の工数を削減することができた。
PERAGARU分析サンプル
BOTTOM FISHERは無料会員、有料会員があり、無料会員では1日につき1回サービスが利用できる。無料会員でも1日につき1銘柄のデータが入ったEXCELファイルがメールで届くので、是非度利用してみてください。

BOTTOM FISHER
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