9753 アイエックス・ナレッジの業績について考察してみた

9753 アイエックス・ナレッジの業績について考察してみた

PERAGARU管理人

アイエックス・ナレッジ事業概要

アイエックス・ナレッジは日本の独立系準大手情報システム会社(SIer)の一つである。金融・通信など 多岐にわたる業種の、設計から構築・運用・保守までのシステム受託開発を主業務とする。その他、調査・研究・コンサルティング等も手掛ける。顧客はKDDI、NTTデータ、NEC、日立製作所ほか日本の大手企業が多くなっている。

沿革

設立は株式会社データプロセスコンサルタント設立。その後1999年10月に、日本ナレッジインダストリ(Japan Knowledge Industry;JKI)とアイエックス(IX)が合併。存続会社はJKIで、1979年6月22日はJKIの会社設立日となっている。

株主構成

株主構成は筆頭株主が代表取締役社長の安藤氏(13.5%)でありその他の株主は信託銀行等の金融機関が占めている。

取締役会構成

取締役会は男性13名、女性1名の合計14名で構成されている。代表取締役社長の安藤氏はアイエックスに1979年に入社している。他にもアイエックスの生え抜きの取締役および金融機関出身者、弁護士等で構成されている。

代表取締役の経歴

代表取締役社長の安藤氏は1979年にアイエックスに入社しており、入社した時点で取締役であった。

報告セグメント

同社は情報サービスセグメントの単一セグメントで構成されている。

連結の範囲

同社は子会社を有さないため、連結財務諸表を作成していない点が特徴である。

事業モデル

情報サービスセグメントでは、コンサルティング及びシステム・インテグレーション・サービス、システムマネージメントサービス、商品販売を主たる業務としている。コンサルティング及びシステム・インテグレーションサービスでは企業の経営課題に対してITコンサルタントやエンジニアがシステムのデザインから開発・導入、保守までのITソリューションを提供している。
システムマネージメントサービスでは、 24時間365日体制での稼働監視や障害対応、システム利用者からの各種問合せに対応するヘルプデスク業務等、システム運用全般において発生する作業をサポートしている。
商品販売(ソフトウェア・プロダクト、コンピュータ及び関連機器消耗品の販売)においては、 比較的低コストでシステム導入も容易な各種パッケージソリューションなどを取り扱っている。

業績の進捗

業績に進捗に関しては、2021年3月期の売上高は8,462百万円と前年同期比3%減であるが、営業利益は399百万円と前年同期比17.5%増加となっている。2021年3月期の業績予想は売上高18017百万円、営業利益800百万円とそれぞれ前期比+2-3%の増収を見込んでいる。
同社の事業は上記のようにコンピュータやITに関連したものであるが、今後IT投資は引き続き堅調に推移すると見込まれる。また、デジタル先端技術を活用したビジネス変革を図るDXの推進に向けた戦略的IT投資は今後さらに加速すると考えられ、高度かつ多様化する顧客ニーズへの対応が重要となる。
リスクはコロナウイルスによる不確実な経済状況であるものの、リモートワークの推進などIT環境の充実が課題になるので、業績のリスクに関しては安定的にクライアントのニーズを把握することでソリューションを提供・営業体制を強化、同時に開発体制を強化することで緩和されるものと思われる。また、時代の流れとしてDX推進の需要が大きいので、DX対応の需要をいかに取り込めているかも同社の成長を評価する上で重要なポイントになろう。

KPI

当該企業はSIerとして直接契約数がどの程度あるかが重要な指標になるものと推察される。