【上場廃止 】7448 ジーンズメイトの業績について考察してみた

【上場廃止 】7448 ジーンズメイトの業績について考察してみた

PERAGARUアナリスト

沿革

1960年10月衣料品製造卸売業として「株式会社西脇被服本店」を岡山県に設立。1967年7月商号を「株式会社西脇」に変更。1972年10月商号を「株式会社マックス」に変更。1991年2月旧「株式会社ジーンズメイト」と合併し、商号を「株式会社ジーンズメイト」に変更。1995年7月日本証券業協会に株式を店頭登録。1999年1月東証二部に上場。2000年2月東証一部に上場。2017年1月RIZAPグループ株式会社と資本業務提携契約を締結。2月RIZAPグループ株式会社の連結子会社となる。2021年4月RIZAPグループ株式会社の連結子会社である同社、株式会社ワンダーコーポレーション、株式会社HAPiNSの3社が経営統合し、上場廃止。3社は株式移転方式により、共同持ち株会社「7697REXT」を設立。なお、7697REXTも2022年3月に上場廃止となった。以下、7697REXTにおける情報を基に記載。

株主構成

有価証券報告書によると、7697REXTにおける2021年9月末時点の筆頭株主は、RIZAPグループ株式会社が69.8%を保有。次いで、株式会社パスポートライフが1.5%を保有し、そのほか、信託銀行の信託口や証券会社、個人投資家などが並ぶ。

取締役会

取締役は6名(社内5名、社外2名)、うち3名は監査等委員。監査等委員会設置会社である。代表権を持たない社内取締役2名は、株式会社プラザクリエイトや株式会社イトキンなどの出身者である。

代表取締役の経歴

代表取締役会長の塩田徹氏は1973年8月生まれ。1997年4月に株式会社大林組へ入社。2019年にRIZAPグループ株式会社へ入社し、2020年7月に代表取締役社長へ就任。2021年8月にREXTの代表取締役会長へ就任。
代表取締役社長の内藤雅義氏は1959年5月生まれ。2011年6月に株式会社大創産業へ入社。2017年にRIZAPグループ株式会社に入社し、2019年に執行役員へ就任。2021年4月にREXTの代表取締役社長へ就任。

報告セグメント

7967 REXT における報告セグメントは、「ワンダー事業」、「TSUTAYA事業」、「HAPiNS事業」、「ジーンズメイト事業」の4報告セグメントに大別される。2022年3月期の売上高39,574百万円の構成比は、ワンダー事業62.3%、TSUTAYA事業17.9%、HAPiNS事業10.1%、ジーンズメイト事業9.6%、その他0.1%である。セグメント利益は、ワンダー事業721百万円、TSUTAYA事業359百万円、HAPiNS事業▲360百万円、ジーンズメイト事業▲358百万円であり、調整額を差し引いた営業利益は526百万円であった。

事業モデル

ワンダー事業は、株式会社ワンダーコーポレーションによってゲームソフト、映像ソフト、音楽ソフト、書籍、化粧品、携帯電話等の小売販売及びレンタル、また、それら商品の一部をFCへ卸売、及びブランド品、貴金属、衣料、服飾雑貨、オーディオ・家電等のリユース商品の買取・販売を行う。株式会社ワンダーネットは、携帯電話及びこれらの関連する商品の小売販売を行う。
TSUTAYA事業は、株式会社Vidawayによって、ゲームソフト・映像ソフト・音楽ソフト・雑誌の販売及び映像ソフト・音楽ソフトのレンタルを行う。
HAPiNS事業は、株式会社HAPiNSによってインテリア小物雑貨及び生活雑貨の販売を主たる事業とする。
ジーンズメイト事業は、株式会社ジーンズメイトによって衣料品の販売を主たる事業とする。
その他事業では、株式会社テトラフィットがフィットネス事業を行う他、株式会社TポイントパートナーズつくばがTポイント加盟店等獲得業を行う。

REXT株式会社 2022年3月期第2四半期 決算説明資料

REXT株式会社のジーンズメイト事業では、非対面事業強化に向けてEC事業に最注力し、ZOZOTOWNへ4店舗目の新規出店を果たすなど、新たな客層を獲得した。更に自社サイトへの集客増に向けたEC限定商材の拡充や、各種WEB施策を行うことで、EC売上高の前年同期間対比は145.5%と着実な売上増を達成。加えて、PB商品売上増に向けて、機能性が高くコストパフォーマンスも優れた商品群を拡充し、WEB広告折込みチラシ・インフルエンサーマーケティング等のプロモーションに積極的に取り組んだ。一方、実店舗事業に関しては、注力するPB商品群の商品価値を最大限お客様へ伝える為に、店頭VMDの見直しやLINE施策の導入など集客回復に向け様々なトライアルをしてまいりましたが、緊急事態宣言解除後も外出自粛による消費低迷やお客様の購買志向の変化等により、特に主力の都心部の路面店の集客力が戻らず、全体的に苦戦を強いられた模様。

競合他社

7445ライトオン(直近決算期売上高496億円)、7603マックハウス(直近決算期売上高197億円)などが競合として挙げられる。

連結の範囲

REXT株式会社並びに連結子会社7社によって構成される。

強み・弱み

70店舗以上を保有している点が強みと言える。景気の変動による個人消費の低迷や他社との競合に伴う市場の変化などが業績に与える影響が大きい点が弱み。また、同社が取り扱う衣料品や雑貨類は季節性の高い商品が多く、気候によって販売動向が左右される点も弱み。

KPI

KPIとみられる開示はないが、仕入実績や販売実績、商品部門別の売上高、都道府県別の売上高などがKPIと想定される。

業績

ジーンズメイトの業績開示がある2016年2月期から2020年3月期までの5期をみると、売上高は9,308百万円から7,769百万円、経常利益(又は損失)は▲629百万円から35百万円となっている。2019年3月期より2期連続で黒字化を達成したものの、売上高は減少傾向にある。営業CF、投資CFは期によってばらつきがある。2021年3月期第3四半期の自己資本比率は75.5%。

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