3180 ビューティガレージの業績について考察してみた

3180 ビューティガレージの業績について考察してみた

PERAGARU管理人

四半期業績推移随時更新中

(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2023.Q4 2023.04 7,296 523 7.17%
FY2024.Q1 2023.07 7,176 384 5.35%
FY2024.Q2 2023.10 7,165 382 5.33%
FY2024.Q3 2024.01 7,321 404 5.52%
(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2017.Q4 2017.04 2,844 198 6.96%
FY2018.Q1 2017.07 2,708 136 5.02%
FY2018.Q2 2017.10 2,669 92 3.45%
FY2018.Q3 2018.01 2,895 136 4.7%
FY2018.Q4 2018.04 3,408 284 8.33%
FY2019.Q1 2018.07 3,283 115 3.5%
FY2019.Q2 2018.10 3,190 100 3.13%
FY2019.Q3 2019.01 3,272 97 2.96%
FY2019.Q4 2019.04 4,107 316 7.69%
FY2020.Q1 2019.07 3,773 159 4.21%
FY2020.Q2 2019.10 3,938 155 3.94%
FY2020.Q3 2020.01 3,776 101 2.67%
FY2020.Q4 2020.04 4,243 315 7.42%
FY2021.Q1 2020.07 3,836 176 4.59%
FY2021.Q2 2020.10 4,536 177 3.9%
FY2021.Q3 2021.01 5,054 295 5.84%
FY2021.Q4 2021.04 6,171 353 5.72%
FY2022.Q1 2021.07 5,376 286 5.32%
FY2022.Q2 2021.10 6,099 299 4.9%
FY2022.Q3 2022.01 5,666 199 3.51%
FY2022.Q4 2022.04 6,260 418 6.68%
FY2023.Q1 2022.07 6,078 256 4.21%
FY2023.Q2 2022.10 6,566 253 3.85%
FY2023.Q3 2023.01 6,489 325 5.01%
FY2023.Q4 2023.04 7,296 523 7.17%
FY2024.Q1 2023.07 7,176 384 5.35%
FY2024.Q2 2023.10 7,165 382 5.33%
FY2024.Q3 2024.01 7,321 404 5.52%

沿革

2003年4月株式会社BEAUTY GARAGEとして渋谷区に設立。同年6月インターネット中古理美容機器販売・買取サイト「BEAUTY GARAGE Online Shop」を開設。2006年7月株式会社ビューティガレージに商号変更。2013年2月東証マザーズ上場、2016年7月東証一部に変更理美容機器や業務用化粧品の通販最大手で美容業界において総合的なサービスを展開する

株主構成

参照日時:2023/10/31

氏名又は名称所有株式数割合
野村 秀輝1,656,31226.19%
供田 修一592,1009.36%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)527,1008.33%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)419,8006.64%
野村 貴久258,9814.09%
NORTHERN TRUST CO.(AVFC)SUB A/C NONTREATY(常任代理人 香港上海銀行東京支店)231,4003.66%
GOLDMAN,SACHS & CO.REG(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)226,0743.57%
樺島 義明214,7903.4%
高橋 慧210,6003.33%
Goldman Sachs Bank Europe SE, Luxembourg Branch(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)157,1002.48%

取締役会

参照日時:2023/04/30

役職名・氏名生年月日任期所有株式数
代表取締役CEO兼COO
野村 秀輝
1967年5月22日(注)21,668,191
取締役Co-Founder
供田 修一
1969年10月7日(注)2591,372
取締役
野村 貴久
1972年6月28日(注)2257,733
取締役
樺島 義明
1974年1月7日(注)2213,889
取締役
加藤 清
1967年2月9日(注)237,341
取締役(監査等委員)
松浪 光市郎
1974年8月10日(注)31,900
取締役(監査等委員)
緒方 大助
1960年6月9日(注)3-
取締役(監査等委員)
内田 久美子(戸籍名宮本 久美子)
1970年3月1日(注)3300
取締役(監査等委員)
野嶋 朗
1964年5月23日(注)3-

 (注)1. 取締役緒方大助、内田久美子及び野嶋朗は、社外取締役であります。

2. 取締役(監査等委員である取締役を除く)の任期は、2023年4月期に係る定時株主総会終結の時から2024年4月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

3. 監査等委員である取締役の任期は、2022年4月期に係る定時株主総会終結の時から2024年4月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

4. 取締役野村貴久は、代表取締役CEO兼COO野村秀輝の弟であります。

5.  当社では、取締役会の意思決定及び業務執行の迅速化かつ効率化を図るため、執行役員制度を導入しております。執行役員は以下のとおりです。執行役員10名のうち、野村秀輝、樺島義明、加藤清の3名は取締役を兼務しております。 氏   名 担   当 野 村 秀 輝 経営全般、業務監査室 樺 島 義 明 サロン経営支援グループ 加 藤 清 マーチャンダイジンググループ 関 根 章 吉 東日本統括 矢羽田 義 男 西日本統括、SCMグループ 戸 坂 龍太郎 IT・システムグループ 鈴 木 希和子 マーケティンググループ 小 倉 親 子 財務・経理グループ 伊 藤 雅 樹 ネイル&アイ推進グループ 齋 藤 高 広 経営管理グループ  

※有価証券報告書から抜粋

代表取締役の経歴

代表取締役は2名。代表取締役CEOの野村秀輝氏は1967年5月生まれ。青山学院大学卒業後、1990年4月中央宣興株式会社入社。株式会社マッキャンエリクソンを経て、2003年1月に現株式会社BGナビ、同年4月に同社を設立し、以降代表取締役を務める
代表取締役COOの供田修一氏は1969年10月生まれ。美容師、美容ディーラーを経て、野村氏と共に2003年4月同社設立、以降代表取締役を務める

報告セグメント

2024年01月期 参照日時:2024/01/31

セグメント売上高(百万円)
物販事業17,974
店舗設計事業2,275
その他周辺ソリューション事業1,414

「物販事業」「店舗設計事業」「その他周辺ソリューション事業」の3報告セグメントに大別される。売上高および営業利益のセグメント別内訳は下図の通り。尚、物販事業に占めるEC売上の比率は77.2%だった(2022年4月期第2四半期累計期間)。

2021年度第2四半期(2022年4月期) 決算補足説明資料

事業モデル

物販事業は、プロ向け美容商材卸サイト「BEAUTY GARAGE Online Shop」をメインとしたECサイト運営の他、カタログ通販やショールームでの対面販売を行う。ナショナルブランド化粧品販売のみならず、SPA方式により低価格を実現したオリジナルブランド商品の販売や、中古美容機器の買取・販売も行う。近年は同社の認知度向上により、ナショナルブランドの取扱比率が上昇(2020年度のヘア化粧品メーカー数は75社、4年間で3倍に)している。
店舗設計事業は、一級・二級建築士を擁する株式会社タフデザインプロダクトを中心にビューティサロン等の店舗設計、施工事業を行い店舗の新装開業や改装をする美容サロンのオーナーに対して支援を行っている
その他周辺ソリューション事業では、サロンの開業準備から開業後の経営に関わるサービスを提供しており、前述の「物販事業」及び「店舗設計事業」以外の面でも独立開業に関する相談等、サロンの経営に関わるトータルサポートができる体制が整っている。株式会社BGパートナーズでは、サロン経営に必要な資金面でのサポートや、店舗確保のための不動産に関する仲介サービスも行っており、物販事業や店舗設計事業への橋渡しとしての役割も担っているため、同社にとって重要な事業となっている。また、株式会社BGベンチャーズでは、美容関係の企業に対して積極的にベンチャー投資を行っている。

競合他社

  • 株式会社ガモウ
  • 株式会社きくや美粧堂
  • 株式会社ダリア

連結の範囲

連結対象の子会社が12社と投資事業組合が1組合存在する。店舗設計事業を担う株式会社タフデザインプロダクトの売上高は、全社売上高の10%以上を占める。また物販事業を担うシンガポール、マレーシア、台湾、ベトナムに現地法人を持つ。

強み・弱み

国内最大級の美容関連ECサイトや、約50万の顧客サロン基盤独自のサプライチェーンを構築しコスト効率の良い配送サービスなどが強み。一方で、美容業界に傾注するため、同業界動向に依存すると考えられる。2021年4月期第2四半期はコロナ禍において出店中止・延期となった影響を受け店舗設計事業が前期比減収となったが、物販事業は業界流通のデジタル化が加速に増収となった。また、オリジナルブランド商品の多くは海外メーカー・工場から仕入れているため、為替リスク(円安が仕入価格上昇につながり、業績にマイナス)を負う。

同社HP TOP>事業概要>当社の特色

KPI

物販事業のKPIとして下図、また店舗設計事業のKPIとして受託案件数、平均案件単価を掲げている。

2021年度第2四半期(2022年4月期) 決算補足説明資料

2021年6月に初年度の好業績を受けて、2024年度に達成すべき目標が上方修正された。
①EC売上高、市場シェア(240億円、35.5%※美容商材EC市場規模675億円、EC化率27%想定)
②アクティブユーザー数(200,000口座)
③ソリューション事業売上高(75億円)

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