9556 イントループの業績について考察してみた

9556 イントループの業績について考察してみた

PERAGARUアナリスト

四半期業績推移随時更新中

(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2023.Q1 2022.10 3,984 340 8.53%
FY2023.Q2 2023.01 4,340 210 4.84%
FY2023.Q3 2023.04 4,758 223 4.69%
FY2023.Q4 2023.07 4,741 332 7%
(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2022.Q4 2022.07 0 0 0%
FY2023.Q1 2022.10 3,984 340 8.53%
FY2023.Q2 2023.01 4,340 210 4.84%
FY2023.Q3 2023.04 4,758 223 4.69%
FY2023.Q4 2023.07 4,741 332 7%

沿革

2005年2月イントループ株式会社設立、製造業向けコンサルティングサービスの提供を開始。2014年11月フリーランス人材向けWEBサービスの提供を開始。2022年7月東証グロース市場へ上場。フリーランスを活用したコンサルティングサービスを提供する企業

代表取締役の経歴

代表取締役の林博文氏は1972年7月生まれ。同志社大学を卒業後、1996年4月現アクセンチュア株式会社に入社。1社を経由し2001年2月アクセンチュア株式会社に再入社。2005年2月同社を設立、同時に代表取締役に就任し現在に至る

報告セグメント

同社の事業は「プロフェッショナル人材ソリューション&コンサルティング事業」の単一セグメント。詳細な事業毎の内訳は開示されていない。

事業モデル

同社の事業内容は、主に新規事業や業務改革など様々な経営課題を抱える顧客企業へのコンサルティング業務やシステム開発の知見、ノウハウを有する専門性の高いプロフェッショナルフリーランス人材の提供である。同社は戦略、業務、ITおよびDX領域におけるコンサルティング業務に強みをもっているとしている。コンサルティング業務においてはフリーランス人材に加え、自社社員も交えたハイブリッドチーム支援も行う。フリーランス人材1名単位から、様々な経営課題に対してワンストップでのサービスの提供を可能にしている。
案件紹介サイトとして運営するHigh Performer Consultantなどのサービスを通じ、フリーランス人材の希望に応じてマッチングを行う、顧客企業への提案を行っている。顧客企業が提案内容に合意後、サービス提供が開始される。顧客企業は人材不足の課題を抱えた企業であり、大手を含む外資系コンサルティングファームやSIer(合わせて同社売上高の8割程度)および大手事業会社が中心となっている。

2023年7月期第2四半期決算説明資料及び中期成長戦略

同社を取り巻く国内ITサービス市場や国内コンサルティング市場は成長傾向が続く。働き方改革の推進と、コロナ禍により、数年でITの需要は急拡大した。

競合他社

ITエンジニアと企業のマッチングなどを行う7352TWOSTONE&Sonsや、フリーランスIT人材の紹介を行う7060ギークス、DX支援とIT人材調達支援などを行う4371コアコンセプト・テクノロジーなどが挙げられる。

強み・弱み

自社コンサルタントのみならず、フリーランス人材を活用しスポット案件から大規模案件まで幅広く対応できることが同社の強みと考えられる。リスクとしては、フリーランス含めた人材の確保状況などが考えられる。

KPI

①取引先数:下図参照

2023年7月期第3四半期決算説明資料

②登録フリーランス(コンサルタント数):下図参照
③登録フリーランス(ITエンジニア数):下図参照

2023年7月期第3四半期決算説明資料

業績

売上高、利益ともに堅調に業容拡大し、2022年7月期に過去最高売上高を記録、2023年7月期もそれを更新する会社予想がなされている。同社によると赤字の要因は先行投資によるものとなっている。フリーCFは2期連続プラス。上場後の2022年7月期末の自己資本比率は51.3%。

9556 イントループ
のオルタナティブデータあります

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