四半期業績推移随時更新中
(単位:百万円) | 決算期 | 売上 | 営業利益 | 営業利益率 |
FY2024.Q3 | 2024.01 | 7,786 | 2,559 | 32.87% |
FY2024.Q4 | 2024.04 | 8,722 | 3,320 | 38.06% |
FY2025.Q1 | 2024.07 | 7,435 | 2,718 | 36.56% |
FY2025.Q2 | 2024.10 | 9,906 | 4,043 | 40.81% |
(単位:百万円) | 決算期 | 売上 | 営業利益 | 営業利益率 |
FY2022.Q4 | 2022.04 | 0 | 0 | 0% |
FY2023.Q1 | 2022.07 | 5,930 | 2,122 | 35.78% |
FY2023.Q2 | 2022.10 | 6,043 | 2,188 | 36.21% |
FY2023.Q3 | 2023.01 | 7,434 | 3,199 | 43.03% |
FY2023.Q4 | 2023.04 | 5,934 | 1,901 | 32.04% |
FY2024.Q1 | 2023.07 | 8,947 | 4,043 | 45.19% |
FY2024.Q2 | 2023.10 | 6,540 | 2,439 | 37.29% |
FY2024.Q3 | 2024.01 | 7,786 | 2,559 | 32.87% |
FY2024.Q4 | 2024.04 | 8,722 | 3,320 | 38.06% |
FY2025.Q1 | 2024.07 | 7,435 | 2,718 | 36.56% |
FY2025.Q2 | 2024.10 | 9,906 | 4,043 | 40.81% |
沿革
2017年5月いちから株式会社を設立。2018年1月Vtuber(アバターを利用してYoutubeにて活動する動画公開する人物)グループ「にじさんじ」始動を発表、ライバー(動画配信者)募集を開始。2019年4月中国での活動を開始、以降海外市場へ進出を進める。2021年5月ANYCOLOR株式会社に商号変更。2022年6月グロース市場へ上場。2023年3月プライム市場への市場区分変更申請を行った。Vtuberグループ「にじさんじ」を運営する企業。
代表取締役の経歴
代表取締役CEOの田角陸氏は1996年2月生まれ。早稲田大学を卒業。3775ガイアックスの長期インターンに従事した後、大学を休学し2017年5月同社を設立した。以降同社の代表取締役を務める。
報告セグメント
同社の事業は「動画コンテンツ関連事業」の単一セグメント。下図の通り国内コマースにかかる売上比率が高い。
事業モデル
Vtuberグループ「にじさんじ」の運営が同社の主業。2022年7月時点で約150名がライバーとして所属し、Youtube等の動画配信プラットフォームにて活動している。ライバーのオーディションからデビュー、日々の配信活動に関するサポートなどのマネジメント、アバターの作成、「にじさんじ」のIPを活かしたグッズ制作や自社イベントや番組制作によるタレント活動のサポートなどを行っている。下図の通り、Youtubeから得られるユーザーの課金や月額料金および広告料、グッズやイベントチケットの販売による収入、企業案件による協賛手数料などが同社の収入となる。
同社は英語圏および中国でも国内同様にVtuberビジネスを展開している。
同社資料によると2022年の国内アニメ市場は1.4兆円規模で前年比+21.0%、動画広告市場は4,205億円規模で前年比+42.3%と、メタバースの進展に伴い関連市場の拡大が進んでいる。
競合他社
VtuberキャラクターIPの開発やプロダクション運営を手掛ける5253カバーなどが競合にあたると考えられる。
強み・弱み
各Vtuberがファンを抱えることにより、収益基盤が広く分散していることやVtuber同士のユニット活動など継続的にファンを惹きつける仕組みをもつことが同社の強みと考えられる。懸念点としては、Youtube等動画配信プラットフォームの利用者減少や料率の変更に伴う業績変動リスク、課題としては若年層(10代後半~20代前半)以外への認知度の向上が挙げられる。
KPI
①所属Vtuber数:129名(2022年4月期末)
②Youtube再生時間:627百万時間(2022年4月期)
③ANYCOLOR ID数:53万アカウント(同上)
※ANYCOLOR ID…「にじさんじオフィシャルストア」や「にじさんじFAN CLUB」等の利用の際に必要となるID
業績
2017年5月の設立以降、急成長を続けている。営業利益は初年度赤字だったものの以降は黒字幅拡大。営業利益率は2020年4月期の1.3%から2022年4月期は29.6%へ上昇。人件費や賃貸料といった固定費が低いため飛躍的に向上した。2022年4月期に過去最高の売上高、利益を計上し、2023年4月期もそれを更新することを同社は見込んでいる。フリーCFは2021年4月期以降プラス。営業CFのプラス幅拡大が続く。自己資本比率は毎期変動大きく、2022年4月期末は67.52%