2193 クックパッドの業績について考察してみた

2193 クックパッドの業績について考察してみた

PERAGARUアナリスト

四半期業績推移随時更新中

(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2023.Q1 2023.03 2,189 -1,711 -78.16%
FY2023.Q2 2023.06 1,999 -934 -46.72%
FY2023.Q3 2023.09 1,815 -440 -24.24%
FY2023.Q4 2023.12 1,604 286 17.83%
(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2017.Q1 2017.03 3,660 1,972 53.88%
FY2017.Q2 2017.06 3,456 1,730 50.06%
FY2017.Q3 2017.09 3,063 438 14.3%
FY2017.Q4 2017.12 3,229 1,251 38.74%
FY2018.Q1 2018.03 2,974 831 27.94%
FY2018.Q2 2018.06 2,964 752 25.37%
FY2018.Q3 2018.09 2,872 472 16.43%
FY2018.Q4 2018.12 3,066 -391 -12.75%
FY2019.Q1 2019.03 2,937 298 10.15%
FY2019.Q2 2019.06 2,849 158 5.55%
FY2019.Q3 2019.09 2,911 337 11.58%
FY2019.Q4 2019.12 3,056 -487 -15.94%
FY2020.Q1 2020.03 2,751 191 6.94%
FY2020.Q2 2020.06 2,650 128 4.83%
FY2020.Q3 2020.09 2,702 -118 -4.37%
FY2020.Q4 2020.12 2,992 26 0.87%
FY2021.Q1 2021.03 2,623 -327 -12.47%
FY2021.Q2 2021.06 2,483 -729 -29.36%
FY2021.Q3 2021.09 2,410 -783 -32.49%
FY2021.Q4 2021.12 2,488 -793 -31.87%
FY2022.Q1 2022.03 2,297 -619 -26.95%
FY2022.Q2 2022.06 2,269 -769 -33.89%
FY2022.Q3 2022.09 2,262 -852 -37.67%
FY2022.Q4 2022.12 2,258 -1,280 -56.69%
FY2023.Q1 2023.03 2,189 -1,711 -78.16%
FY2023.Q2 2023.06 1,999 -934 -46.72%
FY2023.Q3 2023.09 1,815 -440 -24.24%
FY2023.Q4 2023.12 1,604 286 17.83%

沿革

1997年10月有限会社コイン設立。1998年3月料理レシピの検索・投稿インターネットサービス「kitchen@coin」を開始、翌年6月に「クックパッド」へサービス名を変更。2004年9月「クックパッド」のプレミアムサービスを開始。2004年9月クックパッド株式会社に組織変更。2009年7月東証マザーズ上場、2011年12月東証一部に変更。2018年9月生鮮食品ネットスーパー「クックパッドマート」を開始。2022年4月東証の市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行。料理レシピサイトの最大手

報告セグメント

2023年09月期 参照日時:2023/09/30

セグメント売上高(百万円)
毎日の料理を楽しみにする6,003

同社の事業は「毎日の料理を楽しみにする事業」の単一報告セグメント。下図の通り「クックパッド」プレミアム会員売上が全体の約7割、その他に広告売上などで同社売上高は構成される。(2022年12月期実績)

2022年12月期決算説明会資料

事業モデル

料理レシピの投稿・検索サービス「クックパッド」を運営、国内のみならず海外73か国31言語に対応しサービスを展開している。作った料理をおすすめする「つくれぽ」や急上昇中のハッシュタグの紹介を行う機能もある。ユーザーは無料で使用可能だが、レシピの人気順検索、テーマ別のおすすめレシピ検索などの機能が付いたプレミアムサービスを月額308円(税込)で選択することも出来る。報告セグメントに記載の通り、このプレミアムサービス利用料が同社の収益源となっており、いわゆる「フリーミアム」と呼ばれるビジネスモデルである。
広告売上高は「クックパッド」サイト内に広告掲載する対価として、広告主より収受する売上高である。その他には生鮮食品EC「クックパッドマート」やアプリ上で有名人が料理している様子をライブ配信する「cookpadLive」、スーパーなどの売り場で料理動画を配信する「cookpad storeTV」等のサービスを展開する。

同社HP TOP>株主・投資家の皆さまへ>事業概要

コロナ禍の外出自粛期間以降、家庭内で料理をする頻度が上昇し、献立のアイディアを得るためにネットやSNSが利用される機会が増えているものとみられる。

競合他社

  • dely株式会社
  • 株式会社エブリー

強み・弱み

料理レシピサイトの大手として、一定の会員規模を保持していること、また生鮮食品ECサイトなど周辺サービスへ展開していることが同社の強みと考えられる。懸念点としては競合となる無料で利用できる料理レシピサービスが増加していることなどを要因とし、同社のプレミアムサービス会員数が減少していることが挙げられる。同社は収益改善に向け一部事業の廃止を行うとともに新規事業に積極投資していくとしている。

KPI

①「クックパッド」サイト利用者数・レシピ投稿数
②プレミアム会員数

2022年12月期決算説明会資料

2193 クックパッド
のオルタナティブデータあります

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