9119 飯野海運の業績について考察してみた

9119 飯野海運の業績について考察してみた

PERAGARUアナリスト

四半期業績推移随時更新中

(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2024.Q3 2023.12 35,894 5,514 15.36%
FY2024.Q4 2024.03 34,483 4,729 13.71%
FY2025.Q1 2024.06 38,167 5,329 13.96%
FY2025.Q2 2024.09 35,831 4,563 12.73%
(単位:百万円) 決算期 売上 営業利益 営業利益率
FY2017.Q4 2017.03 20,939 1,380 6.59%
FY2018.Q1 2017.06 20,516 1,270 6.19%
FY2018.Q2 2017.09 19,923 2,069 10.38%
FY2018.Q3 2017.12 20,538 1,344 6.54%
FY2018.Q4 2018.03 20,357 968 4.76%
FY2019.Q1 2018.06 20,831 1,832 8.79%
FY2019.Q2 2018.09 21,137 1,470 6.95%
FY2019.Q3 2018.12 21,540 1,027 4.77%
FY2019.Q4 2019.03 21,335 453 2.12%
FY2020.Q1 2019.06 23,008 320 1.39%
FY2020.Q2 2019.09 21,941 791 3.61%
FY2020.Q3 2019.12 21,795 1,851 8.49%
FY2020.Q4 2020.03 22,435 1,014 4.52%
FY2021.Q1 2020.06 21,875 2,630 12.02%
FY2021.Q2 2020.09 21,363 1,293 6.05%
FY2021.Q3 2020.12 22,687 1,650 7.27%
FY2021.Q4 2021.03 22,991 1,258 5.47%
FY2022.Q1 2021.06 23,604 1,098 4.65%
FY2022.Q2 2021.09 25,377 723 2.85%
FY2022.Q3 2021.12 27,054 2,796 10.33%
FY2022.Q4 2022.03 28,065 2,907 10.36%
FY2023.Q1 2022.06 33,583 4,264 12.7%
FY2023.Q2 2022.09 36,891 6,218 16.86%
FY2023.Q3 2022.12 37,873 6,240 16.48%
FY2023.Q4 2023.03 32,977 3,113 9.44%
FY2024.Q1 2023.06 32,798 3,776 11.51%
FY2024.Q2 2023.09 34,775 5,044 14.5%
FY2024.Q3 2023.12 35,894 5,514 15.36%
FY2024.Q4 2024.03 34,483 4,729 13.71%
FY2025.Q1 2024.06 38,167 5,329 13.96%
FY2025.Q2 2024.09 35,831 4,563 12.73%

沿革

1899年7月飯野商会として発足し、1918年12月飯野商事株式会社を設立、1922年4月飯野汽船株式会社を設立し、飯野商事株式会社請負の海上輸送を分離継承。1941年3月飯野海運産業株式会社に商号変更し、飯野汽船株式会社と合併。1944年4月飯野海運株式会社と改称。1949年5月東証へ上場。1964年3月海運集約に際し、定期航路部門を分離し、以来タンカー・不定期貨物船経営を主力とする。外航海運業、内航・近海海運業及び不動産業の3事業を営む

株主構成

参照日時:2023/09/30

氏名又は名称所有株式数割合
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)12,147,00011.48%
飯野海運取引先持株会5,849,0005.52%
株式会社みずほ銀行|(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)4,941,0004.67%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)4,616,0004.36%
東京海上日動火災保険株式会社4,211,0003.98%
三井住友信託銀行株式会社|(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)3,622,0003.42%
株式会社竹中工務店3,350,0003.16%
日本生命保険相互会社|(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)2,256,0002.13%
トーア再保険株式会社2,253,0002.12%
株式会社池田泉州銀行1,745,0001.64%

取締役会

参照日時:2023/03/31

役職名・氏名生年月日任期所有株式数
Cannot be retrieved
大 谷 祐 介
1967年9月16日(注)227,000
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岡 田 明 彦
1959年12月21日(注)254,800
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小薗江 隆 一
1960年12月22日(注)251,300
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鮒子田 修
1967年8月4日(注)212,900
Cannot be retrieved
大 江  啓
1948年8月9日 (注)1 (注)2 25,600
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三 好 真 理
1958年3月16日  (注)1  (注)2 1,400
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野々村 智範
1958年3月21日  (注)1  (注)2 -
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髙 橋 静 代
1962年2月24日  (注)1  (注)2 -
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橋 村 義 憲
1967年3月19日(注)38,500
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神 宮 知 茂
1961年2月16日(注)444,800
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山 田 義 雄
1948年5月23日 (注)1 (注)3 2,300
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髙 橋  洋
1954年9月3日 (注)1 (注)3 2,900

(注) 1. 取締役大江啓氏、三好真理氏、野々村智範氏及び髙橋静代氏は社外取締役であります。 また監査役山田義雄氏及び髙橋洋氏は社外監査役であります。

      2. 当該取締役の任期は2023年3月期に係る定時株主総会終結の時から2024年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

      3. 当該監査役の任期は2020年3月期に係る定時株主総会終結の時から2024年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

      4. 当該監査役の任期は2023年3月期に係る定時株主総会終結の時から2027年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

      5. 当社では迅速かつ的確な意思決定を行うとともに、コーポレートガバナンスの体制を強化するため、2004年6月29日より執行役員制度 を導入しております。執行役員(取締役兼務者を除く)は10名であります。

      6. 当社は、法令に定める監査役の員数を欠くことになる場合に備え、会社法第329条第3項に定める補欠監査役1名を選任しております。 補欠監査役の略歴は次のとおりであります。 氏名 生年月日 略歴 任期 所有 株式数(百株) 三 宅 雄 大 1974年6月24日生 2006年10月 弁護士登録(東京弁護士会) 三宅法律事務所入所(現) (注) 10 2022年6月 当社補欠監査役選任(現) (注) 補欠監査役の任期は、就任した時から退任した監査役の任期の満了する時までであります。

※有価証券報告書から抜粋

代表取締役の経歴

代表取締役社長社長執行役員の當舎裕己氏は1958年7月生まれ。早稲田大学を卒業後、同社へ入社。2016年6月に現職へ就任。
代表取締役専務執行役員の岡田明彦氏は1959年12月生まれ。中京大学を卒業後、同社へ入社。2018年6月に現職へ就任、イイノホール株式会社の代表取締役社長も兼任。

報告セグメント

2023年12月期 参照日時:2023/12/31

セグメント売上高(百万円)
外航海運業86,184
内航・近海海運業7,600
不動産業9,683

事業モデル

外航海運業は全世界にわたる水域において、原油を輸送するオイルタンカー、石油化学製品を輸送するケミカルタンカー、LNG(液化天然ガス)やLPG(液化石油ガス)を輸送する大型ガスキャリア、石炭・木材チップ専門船、穀物・鋼材・肥料などを輸送するドライバルクキャリアなどを運航。
内航・近海海運業は国内及び近海を中心とした水域において、LNG・LPG・石油化学系ガスを輸送する小型ガスキャリアなどを運航。

2021年3月期第3四半期 決算説明会資料

不動産業は、プランニングから運営・管理まで一貫したサービスを提供する。ビル賃貸を始め、ホールとカンファレンスルームを提供する「イイノホール&カンファレンスセンター」、霞ヶ関・内幸町エリアに展開する「イイノダイニング」、浜松町・汐留エリアに展開する「芝離宮ダイニング」、スタジオ事業、倉庫業などを営む。

競合他社

  • 9101 日本郵船(24年3月期売上高2,387,240百万円)
  • 9104 商船三井(24年3月期売上高1,627,912百万円)
  • 9107 川崎汽船(24年3月期売上高962,300百万円)
  • 9110 NSユナイテッド海運(24年3月期売上高233,100百万円)

連結の範囲

同社グループは、同社のほか連結対象子会社58社、持分法適用会社5社及び連結対象外の関係会社9社で構成され、外航海運業、内航・近海海運業及び不動産業を行う。

強み・弱み

業界最大級の船隊規模を誇るケミカルタンカーや、安定収益源として中長期契約を積み上げるガスキャリアなどを有していることが強み。海運市況、不動産市況、燃料油価格などの著しい変動等による業績への影響が大きい点が弱み。

KPI

以下の指標がKPIとなり得る。

  • ケミカルタンカー市況
  • 大型LPG船市況
  • ドライバルク船市況